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KVDが語る秘密の千鳥クランク「KVD1.5」動画翻訳の巻
アメリカでは現在、スクエアリップをもつ千鳥(ERRATIC、KICK AROUND)系クランクが大ブレイク中。
その中の大本命「KVD1.5&2.5」が日本上陸、その実力や如何に????



先日開催された2011年B.A.S.Sバスマスタークラシックは、2年連続KVDこと、ケビンヴァンダムがぶっちぎりの優勝を果たした。これで3年連続AOY&2年連続クラシックチャンピオン。遂にリッククランのクラシック優勝4回に並んだ。まさに驚異の超人無敵状態となったKVDだが、そのKVDが自身が開発に2年も費やしたと語る非常に興味深い動画をユーチューブで発見した。それはKVDが日本で言う所の「千鳥」について語っている貴重な動画である。

またまたクラシックに勝ってしまったKVD。
これでリッククランに並ぶ実に4度目。
そのKVDがとても興味深い話をしているYOU TUBE動画を発見。

以前からKVDクランクのうわさは海外のWEBで目にしていたが、遂に2011年1月、その話題のクランク、ストライクキングの「KVDクランク1.5&2.5」が日本でも手に入るようになった。このクランクこそが、KVDが約2年を掛けて開発したシークレットクランクだそうで、彼はその特徴を「真っ直ぐには動かないERRATIC(不規則な)」と言う言葉を使って表現している。
非常に興味深い話だったので、今回はその動画の内容を理解できる範囲で翻訳してみたので紹介してみよう。彼が動画で話している言葉をざっと直訳すると大体、こういった内容になる(と、思う…たぶん)。




(前半は省略、重要部分のみ抜粋)〜And you know what I found is that every one of these out of the package, when you cast it out line and in, it’s gonna kick around. Its not gonna run in straight line. And that’s critical, you know any time I’m fishing these baits if I can run it into something in the cover, you know, just like that fish right there I hit the rim on that tree, ram he hit it! But if I can’t hit things with the especially in clear water situation like this, that bait is swimming around like that erratically, triggers a lot of strikes. Catch a lot of big small mouth on these just for that reason. I can throw over deep water, and to them, it looks like injured bait fish just swimming through the water calm. I’m gonna start fishing with the start and stop retrieve a lot, you know, but I want that bait hunting around, you know, that’s what really makes it special.
2:53〜3:25まで
But what make him special, is the action that we built into him. Every single one of them moves erratically, and you don’t have to reel it fast. I mean you can cast it out there in swimming pool and see what I’m talking about. Every one of these KVD1.5 and 2.5 is gonna hang around on you. And that’s what bass really like. Some else you really like, is the price because its really affordable, and its durable bait you can fish around a lot of rocks and lot of cover, and its not gonna get tore up. It’s the best shallow running square bill crank bait that I’ve ever fished.
(大筋はあっていると思いますが、素人訳なのでミストランスレイトはご容赦ください。)

(全文)「このKVD1.5と2.5を今回発売するまでにおおよそ2年かかったんだ。
私が求めているクランクベイトとはしっかりウォブルすることとバイブレーションする事で、またノンラトルにしたことでバスの活性が下がった時にとても有効なルアーになったんだ。特にクリアーウォーターではナチュラルカラーを選び、今回このルアーの最も特徴となるのが、他のルアーが真っ直ぐにしか泳がないのに比べ、急激に不規則な動きをするんだ。以前からスクエアリップのシャロークランクベイトを選ぶ時は悩まされ、ウッドクランクを買いあさり何百個何千個買ったうちのほんの数個だけが良い動きのクランクベイトだったが、そのせっかく良いものも2〜3日も投げ続けると耐久性がなく壊れてしまい台無しになってしまった。 それに比べ、このクランクは長いテストを経て耐久性があり不規則な動き( ERRATICALLY=千鳥?)を生むボディーデザインと内部構造を得る事ができたんだ。

今回のクランクは全てがパッケージを開けてすぐに投げて引いてみると水中を暴れまくり真っ直ぐには泳がない。これが他のクランクとまったく違うところなんだ。ルアーが左右に暴れることにより、今まではあのような木に自然にルアーをコンタクトさせて、バスをヒットさせていたけど、特にクリアウォーターで何も当てる事(モノ)ができない様な場合でも、このルアーはエラティック(千鳥)な動きでバスをバイトに持ち込めるんだ。水中ではまるで傷ついた小魚のような動きをしてくれるのでディープの魚までも反応してしまう。僕はスモールマウスではディープに投げてストップ&ゴーで誘うんだ。
KVD1.5ではフロロの10〜12ポンドのラインでは1.8m以上もぐり、逆に20ポンドを使えばもっとシャローを攻める事ができ、7ftロッドでのロッド操作でウィ−ドの上を上手く通したり潜らせたりする事もできる。
やはり特別なのはこのアクション。早巻きする必要もなく不規則(ERRATICALLY)に動くんだ。ぜひ自宅のプールで試してください。バスが好むヨロヨロとした動きをします。あともう一つのオススメが値段が安いこととゴロタなどを攻めても壊れ辛い耐久性だ。
私が今までで最もオススメするスクエアリップのクランクベイトなんだ。


フージーさんも興味津津でスイムテスト。
確かにチドるが、想像以上に大人しい。
超クリアでなければ、おそらく千鳥を確認出来ない位の「やや千鳥」だった。

奇しくもこのKVDのコンセプトは、一昨年以来、しつこくここで書いてきている「奇跡の千鳥」そのものと一致する。意外だったのはKVDがアメリカの常識と日本では思われている「早巻き」ではなく、「早巻きする必要もなくチドる」と言う事に自ら強く言及している事だ。これは可能なら遅く巻いてもチドる方が、早く巻くだけで効果を発揮するプラグより、バスを反応(浮上)させられる時間を長く取れる事、応用力がある事をKVDも意識しているからだろう。私自身、今のアメリカのクランクの流行は「早巻き」「直線」とメディアの影響で思い掛けていたが、こうしてアメリカのアングラーの生の声を聞いてみると、そのコンセプトは自分が考えていた「千鳥」の能力の秘密と基本的に同じであることに確信をもった。早く巻いても、ゆっくり巻いても不規則に、「ハッとする様に予期せずチドる」のは理想だが、千鳥の質の良否も条件によっては大きく変わるのも事実で、ワンタイプの「千鳥」が何処でも万能に効く訳ではないと言う事だ。
「KVD自身、奇跡の千鳥を持つシャローウッドクランクを探しまくり、やっと見つけても2,3日ですぐ壊れる…」と言っているあたりに、奇跡のモグチャを育てても何かの拍子にダメチドリになってしまい、泣きたい程ガッカリした経験とダブってしまい、物凄く共感させられてしまった。

実はスクエアビルの千鳥クランクのテストは、昨年夏からかなりやりこんでいる。
そのテストで最近確信してきた事は、表層に近い程、激しく千鳥る方がよく釣れ、潜れば潜る程、千鳥が控えめで規則正しい方が良く釣れる気がしている。
その理由は来週のルアーニュースに書きました。ご参考に!

ただ、このKVDクランク、実際にさぞかし凄い千鳥かと思い使ってみると、KVD様が熱弁しているインパクトに比べると、1.5はかなり控えめ。おそらく少しでも濁った水では千鳥の動きを認識するのが難しい位、緩やかな蛇行に近い「やや千鳥」である。一方2.5はビッグバッツとほぼ同サイズと言う事もあって、カラー次第ではやや千鳥も派手目だが、ワドルやモグチャを想像して期待し過ぎると「えっ??これだけ?」と思う程度の「直線系やや千鳥」である。はたして本当にこれがKVDが本気で求めた動きかどうかは本人のみぞ知る所だが、霞デザインで開発してきた「ジャカジャック」と先日公開したスーパーワドル事、「FC-1.5EB」がまさにこれとほぼ同じ系統の千鳥モーションを持つ。

左からKVD1.5、XCS300、RC1.5、KVD2.5、JAKAJACK、
既にアメリカではそっくりさんが氾濫状態。動きもほぼ同じ。
凹面ことJAKAJACKも同種類の千鳥モーションをもつ。
後右が現在最終間近のFC1.5EB。

千鳥アクションは大別すると、かなりスローでも予測不能に大きく派手にチドるバド、ワドルバッツ等の表層での目視を前提に使う「酔いどれ千鳥」系。
中〜高速で直線を維持しつつ全く予測不能に大きく鋭く左右にブレる、奇跡のモグラチャターに備わる「中層ほろ酔い千鳥」系。
そして直線の動きの中に比較的規則正しく揺れる様なブレが混じる、KVDクランク、RC-1.5、「ジャカジャック」「FC-1.5EB」に備えられた「直線やや千鳥」系、
最後に「カットファスト」と名付けた高速巻きで瞬時に素早く一瞬だけチドる、ワスプ60CFの「高速微千鳥」系と言った流派に分かれる。

う〜ん、どれがどれだか解りません・・・・動きも千鳥もほぼ同じ。バッツは別次元ですが。

一概に千鳥と言うが実際には、大きく分けて派手〜地味の4系統が存在し、それぞれ使いどころがある事もまた事実なのである。どれをどこで選ぶかは、やはりアングラーの力量が一番大切であることに変わりはないのだ。この千鳥の自分的使い分けに関してはまた後日解説するが、ルアーが良ければKVD同様にバスが釣れると言う程、バスフィッシングは甘くも単純なものでもない。ただ私自身、それぞれに「奇跡の千鳥は確実に実在する」事だけは確信している。


万能の神は存在しないかもしれない。それでも絶対に「奇跡の千鳥」は実在する。
その最短距離はやはりモグラチャターだと思う。


偶然にしろ、今回この動画で、あのKVD様が時を同じくして千鳥に関して同じ考えをもってクランクを開発してきていた事は、自分の「奇跡の千鳥」コンセプトに間違いがなかった事を確信する大きな自信になった。今回の2011バスマスタークラシックでKVDがこのKVDクランクを使って勝ったのかどうかが知りたかったが、今の所、B.A.S.Sの公式HPやKVDの個人ブログを読んでも何故か「初日スピナーベイト、2日目からクランクベイト」としか記述されていない。やはりKVDも「奇跡のクランク」を本番では密かに使っているのかもしれませんね。

同じような千鳥に見えても、バスから見ると何かが微妙に違うのが奇跡の千鳥。
全部が全く同じ奇跡だったら、直ぐに奇跡でも何でもなく「普通」になっちゃいますからね。
答えはバスのみぞ知る。

面白かったのはKVDがエリアに侵入してきた撮影艇に「そこを釣るからのいてくれ!!」と叫んだのが、見物客に怒鳴ったと報道されてしまい、事実と違うと釈明していた事。逆に個人ブログでは地元アングラーの観戦マナーの素晴らしさに凄く助けられたとも書いていた。この辺は日本と同じで、ある事ない事書かれて有名人は辛いですね…。
いずれにせよ、2011年もイマカツのメインコンセプトの柱はやはり「奇跡の千鳥」。この偶然が生んだ軌跡を極めるために、ブレずにブレる?ルアーの開発に気合を入れていこうと思う。


円高差益のおかげ?なんとKVDの購入価格は700円!
今年は日本でもスクエアビルのそっくりさんが便乗発売されそうだが、
この価格では余ほどでない限り太刀打ちできませんね・・・。

 

 

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