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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 37102025/02/17

『ガルネリウス67MH』

ガルネリウス67MHのお店への注文案内書発送が近々行われる模様です…たぶん。
超忙しいんだけど、またアメンボの時みたいに先にルアーニュースFRIDAYの辣腕記者にスッパ抜かれる前に軽く書いときますわ。

自分の主観で書くのはまた後日にして、今日はたまたま河野プロもガルネリウスXMの記事を書いてたので、
専門的な理論武装の御託並べるワシより、ある意味、脳内フッカルな河野プロのアッサリ浅漬けな表現の方が実感的には解りやすいかも笑笑。
てか、さっきストーリーで河野のアメブロに気付かなかったらまたFRIDAYされてたと思います。

今日は思う事色々あったんで…。

https://ameblo.jp/kouno0306/entry-12886790748.html

河野プロ、お手柄です。

 

河野プロの好みにはかなりハマったみたいです。
67って絶妙な長さも硬さ?も、オカッパリでもたぶん一番潰しが効くロッドだと思います。

このガルネリウスはXM(エクストラミディアム)って表現がミソなんです。

MHでもなく、Hでもなく、「XM」。

 

イメージと使用感はコイツです。

BMW XM

最強街乗りSUV。

 

河野プロ的脳内フッカル、九九苦手的解説でいうなら、強引ヘビカバ吊るしOK、スーキラ・ジレンマ、シャロクラOK、メタルバイブOK、そこそこ軽めのライトリグOK、スモラバ楽勝、なんでもどこでもそれなりOKって感じ。

スピニングはこれ一本あれば、最低限はなんでも事足りるそうです。

参考に豆バッツ監修のお礼に、ハンターハンターさんにも自分のガルネリウスXMをプレゼントしたんで、河野プロより脳内バイブレーターな釣りウマハンターさんのインプレはかなり参考になります。

https://ameblo.jp/urahh/entry-12885669215.html

 

敢えて今江的補足をするならば、ワシは5インチクラスのシャッド系ワームに重め1.8~5gのジグヘッドリグを意志通りに動かせ、間髪入れず掛けられる点が最強無双に気に入ってるロッドって感じ。

三原のライナースピンが強さエグ過ぎてかなりキワってるけど檜原湖で重ジグヘッドで使って超気に入って、それよりは1.5段マイルドで全方位万能型ハードスピニングにした感じ。

カレイドなら最も硬いブッシュサーペントのソリッドティップのティップ垂れを無くして、全体のテーパーで重い負荷を分散して発したり受けたりする感じ。

敢えて最先端素材ではなく、ムチムチのややレジンファットな中~高弾性肉厚設計と言うある意味、カレイドでは珍しい、硬いよいうよりジワッと強い全体調子な、骨系でない筋肉系パワースピンです。

うん、脳内ワンダーランドだわ。

 

…と言うことで、今日は明邦化学工業の前社長、清本会長のご葬儀に行ってました。
清本会長は、今から30数年前、自分が商社で営業マンしてた時に飛び込みで営業に行ったお客様でした。

当時、商社では合成樹脂原料第二課にいた事で、プラスチック原料を大量に射出成型して製品にする工場である明邦化学さんは契約できれば大きな成績になる訳です。

当時プラノが全盛だった時代、明邦の元祖国産タックルBOX「バケットマウス」は正直、プラノのバッタもん的立ち位置でした。
で、自分は清本社長にいきなり初対面で「日本一のタックルボックスを必ず作ります。そして明邦を日本一のBOXメーカーにします!」って言い切る恐ろしい自信過剰の若手営業マンでした。

そんなアホな営業マンを信頼して、会社の上司が腰を抜かすほどの超高額金型を投入して作った最初の作品がVS8050でした。
自分もあとからエライこと言ってしまったもんだと正直、かなりビビりました…若気の至りですわ。

でもそれだけ清本社長は一見さんの自分を信じてくれたのです。

そして当時無謀とも思えたこの大型タックルボックスが日本のタックルボックスの歴史を変えるゲームチャンジャーになりました。

 

VS8050のヒットで、続いて作った中型のVS3080は今や誰もが知る、今や絶対定番ともいえる日本を代表するタックルボックスになりました。

因みに今まで一度も契約金もロイヤリティーも貰ってません。
全てのBOXが自分の商社の原料売り上げ、自分の営業成績にになったわけです。
代わりに商社にいながらバスプロとしての自由を得たわけです。

自分を信頼してくれた清本社長への恩返しが契約金もロイヤリティーもなく、今も変わらずずっとメイホーさんと付き合ってる理由です。
ま、ボックスはなんでも腐るほどもらえますけど。

一生、腐りませんけどね。

そんな清本社長(現会長・享年81歳)をお見送りし、当時はまだ頼りなさ過ぎる青年だったJr. 社長の立派な喪主としての挨拶を聞き、時代の流れと歩んできた月日の長さをしみじみ感じました。
偶然にも年末のルアーマガジン巻頭企画で明邦化学と自分の歴史に付いて公に語れたことは、会長への良い最後の贈り物になったのではないかと思います。

安らかにお眠りください。
R.I.P.