IMAKATSU イマカツ

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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 39772026/04/10

『EXTHREAD PE/GC&HS』

ワシの現役選手晩年最後の仕事として、昨年からもう一度新たに取り組み始めた東レモノフィラメントの復権。

自分の最強時代、フロロカーボンを世界初のルアーライン「スーパーハード」としてデビューさせ、同時に業界最強のバスラインメーカーとして不動の地位を築いていた東レ。
「(株)東レ」→「東レフィッシング(株)」→「(株)東レインターナショナル」と会社組織は変遷しつつも、ずっと最大にして最強のパートナーだった東レ。
「東レモノフィラメント(株)」に経営移管されてからは色々あって、自分は開発に関わってませんでした。
今までの関りの深さから名前だけの契約は交わしてましたが、自分的には名作と確信してる「エクスレッド」を世に出して以来、事実上開発には一切関わっていませんでした。
ま、ホンマは解る人は解ってる「BOWO・スーパーフィネス」が「細い所」に関しては今江的東レの最高傑作だけどね。

移籍も考えていた昨年、大幅な上層部の組織変更があり、何があったのか自分が必要とされたのでもう一度ライン開発を一から共に進める事になりました。
今更東レブランドの復権は相当難しいな…と思いつつも。

どっかのメーカーと事情もタイミングも似とるよな((´∀`*))ヶラヶラ

 

それから1年以上、、、最速で動いても周回遅れレベルの現状なのに、相変わらず東レモノフィラメントの動きの遅さにはイライラMAX(# ゜Д゜)で何度もキレ掛けました。
ワシももう令和仕様なんで堪えましたけど。。。

でもやっとのことで苦節1年強、まずはPEの1カテゴリーに関しては納得のいくレベルに仕上がって来ました。
今迄東レにはなかったジャンルのPEです。

 

かなり遅くなってしまったけど、ようやく完成域に達したのが「EXTHREAD PE」。
現代のバスフィッシングに必要不可欠な存在になった高比重PEです。

一言でいうなら、フロロに近い操作感で、フロロより遥かに強く、遥かに飛ぶライン。
風や流れの中でもフロロに近い操作感でストレスを最大限軽減する目的で設計してます。
んでもって、EXTHREADの名を敢えて冠しているのは、「実戦耐摩耗性能最重視」コンセプト。

PEって直線強力はフロロより何倍も強いけど、硬いモンに対する根ズレにはメチャクチャ弱いんですわな。
耐摩耗性が弱いPEは岩や金属に擦ると実にあっけなく切れます。
バスの口の歯も同様で、並の細PEはリーダー組まないと速攻切れます。
自分はここをライン開発では昔から最重視してます。

で、もう一つの狙いとして、ボトムにラインを敷いても、カバーを背景にしてもラインがバスに見切られない事を重視した高比重PE。

それが見えないPE、「EXTHREAD PE GRAND CAMOUFLAGE(グランドカモフラージュ)」。

めちゃくちゃ色とバスからの見え方に拘って時間かかり過ぎましたわ…。
いや、マジでジジイで老眼全開なワシには見えません。河野はこの色でも結構見えるようなんで、戦闘鷲の河野の目を基準にしました。

 

ベースになる原糸の耐摩耗性テストにはかなりの時間を割きました。

そして昨年の小野湖戦2日目のこの1本でほぼ目途をつける事が出来ました。
耐摩耗性を重視したので敢えての4本撚りを選択、それでもスピニング、ベイト共にスムーズな使用感がある事。
特にPEベイトフィネスでテストした2号の使用感は抜群で、ほとんどフロロと変わらない感覚のベイトフィネスでのキャストになってます。

しかしながら、、、、そっからのバスに見えなくて人に見えるカラーレベルの調整が長かった…

 

その開発に長く掛った理由が実はもう一つ。

今江的には水中に入った時には可能な限りバスから見えないカラー選択を重視するが、一方で「吊るし」や「表層」などのバスが見上げるカタチになった時のラインカラーは真逆だと考えるため。
空を見上げたら水面の銀幕で最もバスから見えにくいカラーは反対色になるって事。

んで、この手のPEの使い方の場合は「よく見える方が絶対に楽」ってオジイ的発想です。
ヘビーカバーをフィネスなリグで攻めるPEベイトフィネスでは、絶対にカバーの中のラインの方向性や変化が見える事が絶対なんで。

そこでGC(グランドカモにオレンジマーカー)とは真反対のHS(Hi-Sight)、ハイサイトなクリスタルホワイトにモスグリーンの逆マーカー仕様の2色を設定してます。
スプールの慣性モーメントが働かない比重の軽いPEだとベイトフィネスはめちゃくちゃ投げにくくなるしね。
キャスト精度と耐摩耗重視のベイトフィネスに、高比重&高視認性はマストな選択なので。

なかなか奇麗な白色出せましたわ。

 

あとPEって同じ号数でも太さバラバラなんですが、EXTHREAD PEは高比重同クラスでは限界線径の細さで組まれてます。
高比重は0.4号からしか組めないんですが、かなり細身で重さのある仕上がりになってるので操作感は抜群です。

よほどの岩や鉄系カバーでもない限り、ウッド系カバーなら結構ムリゲ―と思える場所でも0.4号で50アップでも楽勝でした。

ま、これにて一応PEの1カテゴリーは完成なんですが、こっからデビューまでが更に遅いのがたぶん今の東レモノフィラメントらしさなんで、またイライラMAXになるかもしれません。
非釣り業界系・大企業アルアルですわ。
いつになるやら余り期待せずに待っててください。

因みにBAWOスーパーフィネスを超えるフロロの「New EXTHREAD」はもう既にテスト2年目に突入ですが、イライラ苛苛MAX状態継続中です(# ゜Д゜)。