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K.IMAE TOP SECRET!

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今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 26002020/01/25

『今季注目のエラストマーベイツ』


最近、インスタやインフォに「めっちゃ似てるの出てますよ」と、ご丁寧にご連絡いただくこと数件。

風神スパイダートレーラーの時も結構ありましたけど笑。

まあ、業界人の自分が知らんわけないわけで、と言うか現在、世の中に存在するルアーで絶対唯一無二、何かを参考にしていないなんてモンが無いに等しいわけで。

自分的には「似てる」ってのはそれだけ世間に認められてるって事でもあると思ってて、余り気にしてない。

絶対に真似されたくないものはお金かけて特許か意匠毎回申請してます。

特許や意匠が通らない(出さない)って事は、既に似たものが昔からあるって事でもあります。

16年前、元祖PEパワーフィネスブームを巻き起こしたスピンコブラ&ダイイングシケーダー。

元々トーナメント発祥のシークレット提灯テクでしたが、DVD黒帯Ⅶのオカッパリでメチャクチャ釣ってオープンに。

一躍、時の人になったのがダイシケでした。

そして時代は繰り返すのか、2020年は「吊るし」と名付けられて再びパワーフィネスブーム再燃の兆しが。

スパイダーといい、ダイシケといい、金森君の目の付け所は自分と似てるね。

ある意味、凄い理解者です。

2004年、16年前の製品なので今はもう生産してませんが、興味のある方は黒帯Ⅶを是非ご覧下さい。

この黒帯Ⅶ、何気に16年前とは思えないシークレットテクニック満載。

当時は最大級だったの多関節ジャイアントベイト「ハスキーハスジー」での「秘奥義・滝つぼ回しの術」が初公開されたのもこの黒帯Ⅶ。

こちらは今で言うところの「エイトトラップ」です。

堰の流れを利用してオカッパリでやってるところが自分らしい。

この頃から普通にやってましたが、名付けた名前と釣れた魚がダサすぎたかな…笑。

今年の横フェスでも感じたが、2020年はエラストマールアーが一つのトレンド。

その発端はやはり「野良ネズミ」の大ヒット。

と同時に、16年前では考えられないほどエラストマー技術が向上したのも大きな要因。

圧倒的な浮力と耐久力を持つエラストーマー素材は水面系ワームには抜群の相性を発揮してくれる。

不可能と思われた表面塗装まで可能になった。

昨年は旧吉野川でフィネスフロッグミニを色々テストしていたが、中空にする事でしか浮力を得られないワーム素材では、水が入るとフックとブレードの重さで沈んでしまうのが非常に不便だった。

ただこのスピンフィネスフロッグのヤバさは、再開発開始の大きなモチベーションにもなった。

同じ事をフィネスフロッグ改で遠賀川戦準優勝、旧吉野川戦3位になった三原も考えているのは至極、当然の結果。

この手のルアーのエラストマー化は時代的にも常識中の常識であり、開発やってないのがおかしい位のど真ん中トレンド。

恐らくこの金型のを再利用し素材をエラストマー化しても、その浮力の素晴らしさだけで結構なものが出来るポテンシャルはある。

でも、それでだけではちょっともの足りないし、能もないかなと。

と言う事で、イマカツファンの皆様にはじれったい思いをさせてしまってますが、ご安心を。

既にダイシケ、フィネスフロッグ(ダイシケ同様、リビングケローって羽根付き蛙もアリ)のエラストマー化は既に昨年から極秘進行中です。

三原の完全オリジナル版も進行中。

コイツらは相当に実戦能力が高いので、単なるリメイク、リブートではなく、ベースを活かして劇的進化を遂げる予定です。

TOP50投入予定なんで極秘の極秘ですけど。

因みにLFKDファイナリストのJamオジサン、池原で正月早々からロクマルゲット。

ルアーは小さな巨人、メタルクロー。

コイツのビッグフィッシュ率はホンマに破格です。

でも、メタクロが本当に理解されトレンドになるのは16年後なのかね…。