株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『War Gazelle発売&開発ストーリー公開』
来週早々には店頭配置される2023年カレイド第一弾「War Gazelle」。
そのEG公式開発ストーリーが昨日公開されてました。
https://www.evergreen-fishing.com/news_html/wargazelle_story.php
War Gazelleってどんなロッド?って質問に一言で答えるなら、折れないガゼル・グランドスラムって答えます。
この時代に40トンバリバリメイン、50トンまで使った超高弾性ロッドを世に問うてたこと自体、10年以上先行ってましたね。
そう言った意味で、ガゼルグランドスラムの復活は「トレカM40X」の登場が産んだ必然と言えば必然。
同じ40Tでも、ガゼル・グランドスラムの40Tよりスペック上は30%も高強度になっているんで。
でもガゼル・グランドスラムを知らない人にはどんな竿って聞かれたらこう答えます。
昔はベイトのガゼル、スピニングのエアリアルって言えば、5年待ちのランクル300状態人気の名竿ですと。
ま、日本昔話なんでちゃんと言えば、めっちゃ軽くて、めっちゃ強い竿で、めちゃ攻撃的かつ積極的に仕掛けるためのショートロッドって感じです。
一般的に良く使う3.5g~5gスモラバにトレーラーだと、ベイトフィネスロッドだとピッチング時に「竿先タレちゃん」で手前落ちしちゃうし、ブラックレイブンクラスだとちょっとロッド操作時にスパスパ&シャキシャキ感が落ちるなってとこを完璧に仕事してくれる竿先ハードなロッドです。
何やそれって???、要はロッドの操作感覚ですわ。「スパスパ」ってクイックに鋭くルアーをカバー奥深く差し込んで、「シャキシャキシャキ」ってキレキレで素早くロッドを連続操作する擬音語。
んで、一見、ベイトフィネスロッドにしか見えない細さ&軽さなのに、クソカバーの奥で掛けてもPEでゴリ巻きできる強度。
まあまあ市場的にもレアな存在のショートロッドです。
近年、エラストマー水面系ルアーの台頭で、ネズミや蛙を時として丸一日スパスパシャキシャキやり続ける事も珍しくなくなりました。
従来のフロッグ系定番であるヘビーロッドでこの系統をバシバシやると、短時間ならいいけど長時間連続だと確実に雑になるし、繊細でクイックかつ連続動作を丸一日はめちゃ辛いんですわ。
ほぼ修行。
でもウォーガゼルは1日ネズミや蛙をやり切っても超絶楽です。ビビるほど軽いし、M40Xの反発力が段違いなんでちょっとの振り幅操作でも鋭敏に動かせます。
何より片手で、それもバックハンドで痺れるスキッピングが超高精度で決められるのは、やっぱ弾き出しの初速の速さとショートロッド故の絶対メリット。
自分のバックハンドスキップの素晴らしさに酔ってしまって、一生やっちゃうってネズミ病になるほど。
おまけにこのロッド、PEベイトフィネスならメタルマウスやアイアンマウスはもとより、とっさに1オンス以上のスラムドックまで投げ切れて動かし切れる強さありますので、意外に潰しが効きます。
自分は使ったことないけど、カバースキャットとかのボトムジャークに使いたい!って言う人が結構いますね。
とりま、精度&ハード、そしてクイックネス性能に長けたショートロッドって、ホンマ近年絶滅危惧種並にマーケットにない類のロッドなんで、一度EG公式解説を読んでみてください。
自分が書いたんではなく、EGスタッフ視点で書かれた解説なんで、また違った参考になると思います。