株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『バス釣りの本』
プリプラから帰宅したら、思い当たらない雑誌社から何やら届いてました。
なんかいな?と梱包開けたら、大昔、自分が中学生頃によく見た懐かしい本?が入ってました。
一瞬、古本か?と思ったけど、ピカピカな装丁だし、よく見たらなんと新刊。
今どきのこのご時世に、この手のバス&ギル釣り入門書的な単行本は天然記念物か、はたまた化石並みの珍しさ。
そのレアさにちょっと驚きましたわ。
元環境大臣・小池百合子氏が制定した外来生物法以来、バス&ギル釣り入門書なんて鎖国時代に海外の発禁書を出すようなもん。
内容を読んでみると、何故かフライフィッシングでのバス釣りがメインなんだけど、書名に「楽しく釣ろう!」と書いてあって、昨今の駆除釣りに対するアンチテーゼを感じさせます。
出版社が「フライの雑誌社」だけに、フライがメインなわけですけど。
まあしかし、自分が中学生の頃には書店に普通に売っていたこの手の初心者入門書的な本を、ともすれば親が子供に「害魚は駆除すべき」と教えてしまいそうな今の時代に敢えて出版した勇気に敬意を表します。
でもまたなんでフライの雑誌社からワシに?と思ったら…
同梱されてた手紙を見たら、なんか見覚えのある懐かしい顔が…。
だいぶん痩せて?ゴムボート?まさかのフローターに乗ってるように見えますが、この方は確かに…
そう、あの一世を風靡したロッド&リールの元編集長、2016年5月、自分と伊東社長との対談を実現させIXI誕生へと導いた巨漢の山本さんでした。
R&R時代からなかなか血気盛んなムチャ振りをする方でしたが、今もそのムチャ振りは健在のようです。
ま、そんなムチャ振りがあったからこそ、もう実に9年目を迎えたIXIは今も存続してるわけですけどね。
R&Rが廃刊になった後は、角界入りかと思ってましたがゴムボート?(デカすぎてフローターにしかみえんけど)に乗れるほどスマートになったんですな。
諸行無常の人的移り変わりの激し過ぎるバス関連出版業界ですが、いつかまた往年の「Tackle Box」みたいな楽しいミニコミ誌を誕生させてほしいですね。