『トーナメント人生第三幕開演』

今日から2025年開幕戦の地、愛媛県野村ダムに向かう。

昨年自分は60歳を迎え、昔の会社同期や友人、知人が既に定年退職を迎えた事を知る機会が増えた。

思えば昨年、40年のキャリアで初めてTOPカテゴリー自力残留が出来なかった自分も、ある意味、定年退職を迎えたのかもしれない。

だが、40年に亘る戦績と、JB組織強化委員長として日本の最高峰バストーナメントの開催地域交渉役として貢献してきた実績を評価され、唯一人の永久シード権を与えられた自分は、言わば”再雇用”の立場でTOPカテゴリに残留を許された。

ただ再雇用としての職場復帰は、役職付き正規雇用とはあらゆる面で仕事に対するモチベーションの持ち方が難しい。

会社にどうしても必要と望まれて雇用延長をする人もいれば、仕事のキャリアを捨てても生活のために再雇用を受け入れる人もいる。

自分がそのどちらに該当するのかわからないが、少なくとも前者でありたいし、あるべく努力はこの一年続けきた。

最強時代の第一幕、41歳で癌を克服し耐え抜いた第二幕、そして初めて再雇用者として挑む今江克隆トーナメント人生第三幕。
果たして65際までの第四幕がまだあるのか、それともこの第三幕を最終章として自ら退職を選ぶのか。

オフシーズン中、かつてないほど今の自分がやるべき事、やれる事は全てやり切って迎える今シーズン。
これから進むべき道は、自分が今まで節目節目で感じてきたバス釣りの神様のみぞ知る天命だ。

その天命を悔いなく受け入れるためにも、今シーズンは最後の最後まで諦めず、泥臭く足掻きに足掻いて見ようと思う。