株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『河野プロ、チャプター銀山連勝』
…ってもうブログに書くのも飽きてくるほどいつもの事。
たまにはとんでもない釣り方で勝ってくれんとネタにもならん。
逆にTOP50での実力差がどんどん開いて行っている事に大きな不安を感じる。
ライブサイトを最低でも互角レベルに出来ない事には、年間ランキングシングルさえ厳しいと思う。
自分の得意を徹底するのもチャプターレベルなら通用するが、TOP50レベルでは全方位超にハイレベルでないと絶対に生き残れない。
それは三原も重々解っていたから引退したわけで。
一方で藤川ハルトの成長の速さは驚くべきものがある。
今回もポッとでただけで準優勝。
ライブサイトを極めたものは、ほぼ例外なくリアルサイトも同レベルに上手くなる。
ライブサイトをやり込むほどに解ってきたが、ライブサイトは本当にリアルサイトと極めて通づるモノが多々ある。
いやむしろ、リアルサイトより格段にライブサイトの方が肉体的にも技術的にも難易度は高いと思う。
肉体的技術差はリアルサイトの比ではない。
今江的にはライブサイトこそが本当のスポーツフィッシングと言う名に相応しい、いや、スポーツに限りなく近い競技だと最近思い始めている。
ベテランほどライブサイトはバスフィッシングでないと毛嫌いする傾向があるが、目を背けているだけではもう今以上の進化も感動もない。
出来るようになれば、これほど面白く、明確な差が付く技術は今までの前時代的釣りにはないと思う。
もっと若いうちにこの技術の本質に気付きたかったと心底最近は思う。
ある意味、今のTOP50では極めて珍しいアナログアングラーの代表が河野プロとすれば、
藤川ハルトプロは今のTOP50で最もデジタルネイティブ、ライブネイティブのプロだと言えるだろう。
今後更にライブが生きる試合が増えれば増えるほど、河野プロに勝ち目は薄いかもしれない。
一見、遠賀川はライブのレイクでではないように思うが、実は究極のライブレイクだ。
これはここ4年の遠賀川戦上位陣を見れば火を見るより明らかなのだ。
ただ、リザーバーやクリアレイクでのライブとは全くその傾向を異にするのもまた事実。
ライブが「今の時点では」ほぼ不要と思われている霞ヶ浦とは全く違うフィールドなのだ。
ある意味、ハルトプロはこの試合が正念場になると思う。
違う意味でも今回の遠賀川戦はハルトにとって特別な緊張を強いられる試合でもあることが近々、解ると思う。
ま、自分にとっても正直、毎日1尾釣れるか否かの、あの小野湖を超える紙一重のゼロワンゲームになる事を覚悟している。
だが、その1尾を狙って仕留められれば、間違いなくデカいだけに3尾表彰台も十分あり得る試合になるだろう。
さて、懐かし過ぎる広告をノムシュンのインスタで見かけたが、全員の名前を言える人はどれくらいいるだろう。
全員が当時の超有名プロだが、あれから30年以上が経ち、時代は変わった。
自分は過去の栄光を毎度毎度事あるごとに語るのは嫌いだ。
過去は過去、今も全力で何かに挑んでいたいから、自分は過去の栄光より今も未来を見続けたいと思っている。
負けるのは泣くほど悔しいが、時として負けによってこそ、人はより良く形作られることもある。
今年はもう一度、古き良きバスフィッシングの世界を長らくリードしてきた東レラインの再生計画に全力を投入するつもりだ。
因みにさっきの名言はジョージフォアマンの言葉ですけどね笑。