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ロデオライド リバイバー 607M LinerSpin

三原のオールマイティスピニング。
RRR 607M ライナースピン

陸っぱりで大活躍する便利な1本。

三原直之は生粋のJBトーナメンターだ。しかし『ルアマガ・陸王』(主催:内外出版社)やWEB動画『三原節』(Vish)への出演が増えるに従い、陸っぱりの機会が激増していった。
「かつてないほど陸っぱりをすることが多くなって、手持ちの竿では不足を感じるようになってきたんです。なにか1本、なんでも使える便利な竿が欲しいなと。流行りのパワースピンの要素を持ちつつも、ポッパーマウスやフラシュリンプノーシンカーを使えたり、ステルススイマーぐらいまでカバーできるオールマイティなロッドが。ベイトロッドにはオールマイティ(バーサタイル)なロッドはたくさんありますが、スピニングにはオールマイティはあまり存在していない。ないなら作ろうと、それが発端です」

対岸に突き刺す低弾道ライナーキャスト。

対岸に突き刺す低弾道ライナーキャスト。

ライナースピンの意味は一直線に刺すような直進性の高い低弾道キャストのこと。
「陸っぱりということで7ftクラスのロングキャストモデルも考えたんですが、そうなるとパワースピン系のカバー撃ちがしずらくなる。僕が陸っぱりで一番多用するキャストを考えたら、バックラッシュしないスピニングのメリットを生かした低弾道で突き刺すようなキャストや高速スキッピングです。ライナースピンはスイムベイトを対岸のカバー下にスキッピングで滑り込ませたり、フラシュリンプやポッパーマウスのような軽いものも矢のように打ち込むことができます。テーパーはクセのないレギュラーなので、本当になんでも使えます。ラインはPE1〜2号を想定していて、フロロの場合はキャスト力が劣りますが、5〜8ポンドなら問題なく使えると思います」

スピニングのドラグ性能が活きる竿。

スピニングのドラグ性能が活きる竿。

「オールマイティな竿をスピニングで作ったのは、スピニングリールはドラグを細かく調整できるのがその理由。例えば硬い竿でバイブレーションを引いても、ドラグをゆるくしていれば弾かずに乗せれます。そこにスピニングのオールマイティロッドの可能性を見出したんです。弾きやすいルアーを使うときにはドラグを緩めに設定すれば、曲がる竿を使うのと同じ効果を得られる。逆にしっかり掛けなければならない釣りでは、ドラグを締めてパワースピンとして使える。クセのないテーパーと竿の強さ、そしてドラグ強弱のバランスで何でも使える、そして使いやすい竿に仕上がりました」

オールチタンフレームトルザイトリングガイド採用。

オールチタンフレームトルザイトリングガイド採用。

ライナースピンを手掛けたロッドビルダー青木哲氏は、ロッドガイドサプライヤー最大手・富士工業のJB唯一のサポートプロでもある。青木氏はライナースピンのコンセプトと三原の陸っぱりの特徴、PEライン使用前提を加味し、特殊口径のチタンフレームトルザイトリングガイドを最適化した位置と数量に配置。なんでも使える、なんでも使いやすい、を実現しました。

三原仕様パワーEVAグリップ。

三原仕様パワーEVAグリップ。

リールシートは富士工業VSSリールシート、グリップは三原仕様の先径が太いオリジナルパワーEVAグリップを採用した。
「EVAにしたのはスピニングでビッグバスとパワーファイトをすると、コルクだと手が痛くなるんですよ。なので手の平への負担軽減策としてオールEVAグリップにしています。グリップ先端を太くしたのは大型魚とファイトするため。先端が太いほうが強く握りこんで、体全体のパワーを使えるんです。ファイト重視のグリップ形状ですね」
三原の竿に共通して言えることだが、三原は道具へのこだわりが人一倍強いため実戦最優先主義になりがちである。そのためロッドビルダー青木哲が、三原優先の使い心地と一般的実用性の折衷点を、外見は損なわない程度にデザイン的にまとめ上げている。

スキップでカバー奥深くに侵入する、 テクニカルに操作する。
スキップでカバー奥深くに侵入する、 テクニカルに操作する。

スキップでカバー奥深くに侵入する、
テクニカルに操作する。

ライナースピンの特徴は何度も書いたオールマイティさ。三原の挙げる使用可能ルアーは、フラシュリンプ、ポッパーマウス、ステルススイマー、スラッシュバンビ、スモラバ、ネコリグ、バイブレーション、シャロークランク、ポッパー、ペンシルベイトと、超軽量級と超重量級を除いたそのほとんどと言っていいだろう。クセのないレギュラーテーパーは様々な投法を可能にし、オーバーヘッド、サイドハンド、バックハンドキャストなどを無理なく、そして気持ちよく行える。サイドやバックハンドでのスキッピングはもっとも得意とするところで、カバー最奥へルアーを滑り込ませるのは三原の十八番。素直なテーパーのおかげでルアー操作もイージーで、テクニカルなポッパーマウスやペンシルベイトを気持ちよく高速ドッグウォークさせることができる。


ロデオライド リバイバー 607M LinerSpin

  • SPEC
  • Length : 6ft 07inch
  • Power : Medium
  • Lure Weight : 5〜42g
  • Line : 5〜8lb PE0.8〜2号

ロデオライド リバイバー
607M Liner Spin

2023年8月4日発売


専用ティップカバー

ロデオライドリバイバーシリーズには
専用ティップカバーが付属します。

ロデオライドリバイバーには出荷時に左のティップカバーが付属しています。長さは約90cm、2箇所の面ファスナーで留める方式ですので、5〜6本程度ならば付属のティップカバーだけでまとめることが可能です。

専用ティップカバー