サイトフィッシングの頂点。
RRR 61UL-M 生誕。
三原直之の化身。
2019年JBトップ50シリーズ第1戦優勝、第2戦3位、第3戦準優勝。三原直之の快進撃が続く。彼の十八番は日本最高レベルのサイトフィッシング力。バスのフィーディング行動を独自に研究し編み出した『フィーディングサイト』を駆使し、彼が狙ったバスは必ずおいしそうにルアーに喰いつく。まるで自分で探し出したエサを喰うように迷うことなく、うれしそうにルアーを喰うさまは、まるでバスが催眠術に堕ちたかのようである。このフィーディングサイトを可能にするには、超高度なキャストアキュラシー(バスがためらいなく喰うスポットは決まっている)とルアーの飛行スピード(メジャークリアレイクでは飛行中のルアーを見られると気づかれる)、そして55cmオーバーのビッグバスと互角以上に渡り合えるハイパワー(時間を掛けると立木などに巻かれるリスクが増える)のどれもが不可欠。そのすべてを叶えるために、三原直之が培った知識と持てる技術のすべてを注ぎ込んだサイトフィッシングの化身。それが変則3ピース構造の特殊ハイテーパースピニングロッド、ロデオライド リバイバー61UL-M アンセムである。
「サイトで55cmクラスを “短時間で” “確実に” 獲る」
それがロデオライドリバイバーのレゾンデートル。
三原が今まで愛用してきたサイト用ロッドはロデオライド61Lとトムアディクト61L。この2本は通常の釣りではなんの問題もなく非常に使いやすい。しかし三原の本気釣りの場面では問題があった。「61Lは40cm前後を釣るには最高なんですけど、試合で狙う55cmクラスを掛るとなかなか寄せられない。試合でファイトが長時間に及ぶのは致命的ですし、カバーに巻かれるリスクも増える。軽量ルアーを正確にキャストできながら、55cmクラスを短時間で寄せられるもっとパワフルなロッドが必要だったんです」
ノサれない超ハイテーパーブランクス。
ロデオライドリバイバー61UL-Mのバット径はなんと13ミリ。61ULクラスのロッドではありえないほどに太い。ビルダー青木哲が手がけた特殊テーパーはブランクスの直径でトルクを出すハイテーパー(マグナムテーパー)方式を採用。55cm、3キロオーバーの超ビッグバスの本気ファイトでもノサれることなく、ハイテーパーブランクスがバスのパワーを吸収し、短時間で体力を奪い取っていく。『3ポンドフロロでビッグバスを短時間で仕留める』。サイトアングラーの理想が結実した。
超軽量ルアーを手首だけで素早く正確に、そして遠くへ。
最先端サイトフィッシングで不可欠なテクニック、それは超軽量リグのノーモーションキャストアキュラシーである。三原が実践するフィーディングサイトは、バスが『ここに居れば食いやすい』と認識するピンスポットへのキャストアキュラシーが絶対に不可欠である。そして七色ダムに代表される近年のハイプレッシャークリアレイクでは、空中を飛行するルアーの姿を見られるとバイト率が激減する。さらにアングラーがキャストモーションするだけでバスが逃げることが多発するため、ほとんどロッドを振らず手首のショートモーションだけで素早く正確にキャストする必要がある。
繊細さとパワーが同居する、実質3ピース構造。
61UL-Mは2ピース構造であるが、三原虫など超軽量リグのアキュラシーキャストを可能にするため、先端25cmにULのソリッドティップを差し込み、実質3ピース構造にするという超特殊ブランクス設計を採用している。バット径13ミリの超ハイテーパーブランクスとウルトラライトソリッドティップの整合性を図るための、青木哲独特の設計法だ。この方式により、三原虫ノーシンカーという史上最軽量クラスのリグを、ソリッド部に乗せるだけで正確に素早くキャストできる特殊なキャスタビリティを手に入れたばかりか、55cmクラスのビッグバスを短時間で寄せ切るパワーも手中にすることができたのである。
ビッグバスに主導権を譲らない
先端径太グリップ&VSSリールシート。
繊細なアクションを付けやすい先端細めのグリップ形状が多い昨今、61UL-Mにはファイト時に力を込めやすい先端を太めにデザインした最高級シャンパンコルクグリップを採用。リールシートは三原直之が好むFujiのVSSシート。リールシート内径が13ミリのため、同径のバットブランクスがキッチリとガタツキなく収まる相性のよさをみせる。
最高級チタンフレームトルザイトリングガイド採用。
ガイドはもちろんFujiが誇る最高峰のチタンフレームトルザイトリングガイドを採用。バットガイドは2500番クラスリールのスプール径に最適なT-KLTG25H。ラインの摩擦抵抗を極限まで低減し、軽量ルアーの飛距離アップに寄与している。ソリッドティップ部にはT-KTTGの3番という超極小ガイドを設定し、繊細なULソリッドティップの特徴を活かしきっている。