イマカツルアーデザイナー
長井健太公式ブログ

アイローラー70デビュー!!
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。
4月は新年度の始まりと言うことで、新たな環境に置かれている方も多くいらっしゃると思いますが心機一転頑張っていきましょう。
そして今年は、JB・TOP50の試合が無事開催することができ、トップトーナメンターの凌ぎを削る白熱な試合を楽しめることと思います。
さて、昨年の初頭から開発が始まっていた新機軸I字系ミノー「アイローラー70」満を持しての発売となります。
全長70mm 重さ5.3g スローシンキング
フィネスハードベイトルアーの筆頭であるアイアローとは真逆の位置付けとして、主に視覚で魚に訴えかけるアイアローに対し、視覚と聴覚に強く訴えかけるアイローラー。
アイローラーとアイアローは、同じI字系ミノーですが似て非なるものです。
一番の特徴であるボディ後方腹側に取り付けられている金属ブレードは、水流を受け逃す過程で、ルアーボディ長手方向に対し、左右へ振り子のように動き出します。
左右に動くブレードの慣性モーメントにより、ルアーボディ底面の頭部からテイルまでの一直線上を軸とし、片側最大90度、計180度ボディを傾斜させるハイピッチロールとフラッシングで、細身のボディからは想像を絶するほどの躍動的な明滅変化を発生します。
赤線部分を軸に左右へ最大90度倒れ込みます。
リトリーブスピードを徐々に上げていくと、ボディ後方に取り付けられたブレードが、ボディサイドにヒットすることで「カチカチ」とシャッドクリック音を発生、リトリーブスピードを変えることで、アピール力を変化させることが意図的に出来るので、アングラー側の攻略の幅が広がります。
デッドスローリトリーブでは、ブレードがボディに接触しないのでよりナチュラルに演出。
名は体を表すように、アイローラーのアクションは、ウォブリングアクションを一切しないロールアクションのみ発生するのですが、アイローラーには、リトリーブを停止させ、ルアーをフォールさせた時にもロールアクションが発生するシミーフォール機能も備えているのです。
シミーフォール時、金属ブレードは「チラチラチラチラ」と左右へ小刻みに振動し続け、テイルに装着されたウェイビーヘアーとの相乗効果により、まるで弱ったベイトがヒラを打ちながら逃げ惑う様子や、はたまた瀕死でさ迷うベイトにも見え、バスの捕食本能に訴えかけます。
シミーフォールアクション&ウェイビーヘアーが織り成す生命感は唯一無二。
使用方法は、キャストしリトリーブするだけ、ですが、カウントダウンすることで、泳がせたいレンジを把握し、一定のレンジをキープ出来るとさらに釣果が上がります。また、バスがフォールに強く反応する場合やボトムを意識している場合には、スイミングからのフォール&リフトが効果的で、水面を意識している場合や早い動きに高反応の場合には、水面直下でトゥイッチを織り交ぜたファーストリトリーブが有効です。
是非自分だけのシークレットを見つけて下さいね!
ウェイビーヘアーが…
昨年発売したアイアローに初採用されたウェイビーヘアー。今回のアイローラーにも採用されていますが、ボックスの中でこの画像のようになっていませんか?
なかには切れて無くなってしまった方もいると思います。
切れてしまった方は、ウェイビーヘアーの交換キットがイマカツウェブショップ等で販売していますのでご購入頂いて、これから説明する方法で保管すれば、10倍は長持ちますので是非参考にして頂けたら幸いです。
アイアロー、アイローラー共通のウェイビーヘアースペア。
ウェイビーヘアーは、僅かな水流に反応し、艶めかしくなびく仕様のため、とても切れ易く繊細な素材です。タックルケースに他のルアーと一緒に収納していると、直ぐにウェイビーヘアーがフックに絡まります。フックに絡まってしまった場合は、ウェイビーヘアーが絡まった他のルアーごと水を張った水面台等に入れます。そして、あまり力を入れると切れてしまいますので、やさしくほぐすような感覚でゆすれば外れます。
絡みを外した後は指で真っ直ぐ細く整えます。新規で取り付けた場合も水で湿らせ真っ直ぐに整えます。
約6㎝にカットしたシリコンチューブ(外8mm内6㎜)を用意します。ホームセンター等で入手出来ます。
シリコンチューブをウェイビーヘアーに被せるだけ!
このように、ウェイビーヘアーにシリコンチューブを被せるだけで、ボックスに入れてもヘアーが他のルアーのフックに絡まず、切れる心配も無くなりますよ。
それでは皆さん良い釣りを