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イマカツルアーデザイナー
長井健太公式ブログ

God Hand KENTAS Design Lab

コンパクトスプラッシュペンシルNEWメタルマウス誕生!!


全長77ミリ、14グラム

 

昨年リリースされたメタルマウスをよりパワフルに、メタルカップ形状をジャギカップから、更に力強い水押しとスプラッシュに特化させたバタフライカップへと進化。そしてリアフックハンガーを追加させたことで、テイルへのバイトをもチャンスに変えるダブルフック仕様へチューニング。

 


ジャギカップ(上)バタフライカップ(下)

 

ジャギカップに比べ、カップエッジを立たせたバタフライカップは、ジャギカップと比べ水押しパワーが飛躍的に増し、力強い水押によるアピーリーな仕様になっています。
ラウンド形状で細かい飛沫が特徴のジャギカップに対し、スクエア形状で飛沫粒子が大きく力強い水押が特徴のバタフライカップは、水の撹拌も大きくルアーの存在感も増しています。


バタフライカップ(左)ジャギカップッ(右)
今回新たに開発されたバタフライカップは、力強い水押しスプラッシュが特徴。

 

ボディ最後尾に高比重タングステンウェイトを配置、エアロダイナミクスボディー形状と相まってトップクラスの飛距離を生み出します。
デフォルト状態のトリプルフックのダブル仕様時には、水中に突き刺さった斜め70度浮きの姿勢になっており、ポーズ時に小型のトップウォータープラグで多発する、コイル状に戻ろうとするラインに引っ張られ、ルアーが手前に寄ってきてしまう現象を防止する効果があります。
また、後方にメインウェイトを集中させたことで、テイル側を支点にキレのあるテーブルターンアクションを発生するのです。
77ミリボディからは想像を絶する力強いスプラッシュは、広範囲に散ったバスのみならず、ニュートラルなバスにもスイッチを入れるキッカケを作ります。


ボディ最後尾に高比重タングステン球。

 

チューニングと言っても容易にはいかないもので、リアのトレブルフック装着ハンガー増設に伴い、フロントとリアのフック絡みを防止する為、フロントフックハンガーの位置を約4ミリ前方へ変更したことにより、ルアーの重心位置がフロント寄りに変わってしまい、ルアーアクション時に、ダイブし易くなってしまうというトラブルが発生。また、リアフックハンガーを設置する為には、ボディ肉厚が不足していたこともあり、ボディ形状を再検討することに。
前モデルに引き続き、フロントフックハンガーは、スイベル仕様であった為、通常のフックハンガーよりも重量があり、僅かな位置の変更で重量配分が変わってしまったのです。そこでフロント寄りになった重心位置を元に戻すべく、ボディのフロント側の幅を数ミリ大きくし、フロント側の浮力を確保させました。

一見分かりにくいですが、細かい修正を施しています。


フックハンガーを約4ミリ前へ(左)

 


前モデル

 


NEWモデル

 


NEWモデル(左)

 

NEWメタルマウスは、前回モデルと同様にエラストマーテイルに交換可能となっています。
エラストマーテイルを装着する場合、フロントフックは、#2サイズ(約0.9g)に変更して下さい。
エラストマーテイル装着仕様は、シルエットを重視した水平浮きとなり、ボディとテイルに水が纏わりつくため、アクションさせたメタルマウスのボディ全周囲から波紋を発生させるので、デフォルト仕様とは違ったアピールをします。

 


NEWメタルマウスもエラストマーテイルが装着出来ます。

 

エラストマーテイル仕様からトリプルフックのダブル仕様の変更へ、再度エラストマーテイルへ戻したい場合、未使用のエラストマーテイルには、差し込み装着を容易にする引き込みパーツが付いていますが、一度使用したエラストマーテイルには引き込みパーツはカットしてありません。
その場合は、輪にした糸を前側の穴から差し込み、エラストマーテイルのストッパー側に引っかけて糸を引き、エラストマーテイルを後側の穴から引き込みます。後はゆっくりとやさしくテイルを引っ張り出せば完成です。

 


エラストマーテイル引き込みパーツとストッパー
未使用と一度使用した物。

 


未使用のテイルの取り付け方法。

 


引き込みパーツを後側の穴から前側へ通す。

 


引き込みパーツを前側の穴から引っ張り出す。

 


ストッパーをボディ凹み部分に嵌める。

 


余分な引き込みパーツをカットして完成。

 


再利用のテイルの取り付け方法。 *注1

 


輪にした糸(赤い糸)を前側の穴から通し、
後側の穴から出す。

 

 


輪の部分にテイルのストッパー側を引っかける。

 


引っかけた状態のまま、糸をゆっくりと引き、
後ろの穴からテイルを引き込んでストッパーを引き出す。

 


ストッパーをボディ凹みに嵌めると完成。

 

この夏、ネズミが熱くなる!

それでは皆さん良い釣りを

注1)エラストマーは、伸縮性が高く切れにくい素材ですが、経年劣化したエラストマーは、上記のテイル再利用の方法で千切れてしまうことがあります。