株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『春恒例、灌水ブッシュ地獄取材』
昨日のお詫び事件で報告が遅れましたが、2020年一発目の取材は某リザーバーへ。
最近は誰も釣りにいっておらず、全く情報ナシの行き当たりばったり。
ま、その理由は行ってすぐに発覚。
本来ならば、2月末と言う事で、ステルスか、鮒ロイドやレプの“ド”サスペンド呼び出し釣法で釣れるのではとワクワクしていたのだが…。
現場に到着して、一見した感想は「ヤバイなぁ…」。
春のお約束、大増水のフル満水、ショアラインが全域枯れ木のジャングル状態。
岸際に近づけない上、カバーの外側で水深が8m近くあるため、バスがアホみたいに浮きまくる状況。
しかも今年は水温が10度程あり、バスが既に春ボケ。
こんな上からも横からも攻めれない超絶ウザイ灌水ブッシュのど真ん中に、数匹でバスが浮いてる状況。
ただし、どのブッシュにも浮いてるわけじゃなく、特定のブッシュにスクールで出たり入ったりしてるのが特徴。
中で掛けてもまず絶対獲れないし、ボートで突っ込んでも絶対手が届かない所にばかりデカいのいるからムカつく。
しかも中層に浮いてるから、落としたら喰わない。
春ボケ(既にツワリモード?)みたいで、強いルアーでカバーの外に呼び出そうにも、ガン無視。
と言う事で、流行に乗っかってアベラバ&スパイダーの「吊るし」でカバーの薄いところにおびき出して喰わせる事に。
ま、これは想定内だったんで、とりあえず釣れるのだが、波動が弱いせいか、虫喰いなのか、痩せたヤツが先に喰ってくる。
それでも難易度は自分で言うのもなんだが、天国と地獄が紙一重のギリギリで、今回は良い方に転んだだけって感じ。
PE1.2号&スピニングの吊るしには、やはり強度限界がある。
それでもこのクラスのオスバスまでなら、パワーフィネスの安定感は健在。
今更ながら「ブッシュサーペント66MH」は時代の5年最先端行ってた事を実感。
今回、7フィート以上のチューブラーティップだったらブッシュの中の格闘で穂先を折ってたと思います。
てか、折れてもかまへんから、この1尾のバスを掴まねばと思ってたのが試合や取材のリアル。
ベキって音したのに、折れてなかったことが逆に驚きだった程。
折れたのは枝でした。
対破損強化タフソリッドと、グチャグチャの中での枝とPEとの格闘を想定した66の長さは理に適いまくって我ながらエエ竿作ってたなと改めて思った。
最近、サイトのPEスピンフィネスばかりでゴリゴリのPEパワーフィネスご無沙汰だったし。
でも逆に昔TOP50小野湖戦で大活躍した4フィートの「藪漕ぎスティック」がまた欲しくなった。
この辺がオカッパリとボーターとの違いですね。
PEパワーフィネスも改めて見直しが出来た今取材、
やはりアベラバHDと浮くスパイダートレーラーの団子虫吊るしはかなりアリでした。
ぐちゃぐちゃのカバーの中で巻きつかない、クルクル回って回収できるアベラバのストレスの少なさは抜群。
「アベラバクルクル回し」はインスタIGTVで動画公開してるんで是非みてほしいところです。
でも、今回の本当の主役はブラックレイブンEXTREMEとアレのアレリグ。
めっちゃ遠くからでも浮いてる「メス」を呼べるのはコイツがやはり春最強でした。
名付けて「ギラギラ吊るしコウゲキ」笑。
張りのある硬さに矛盾する「粘り」も得たブラックレイブンEXM、全てにおいてブラックレイブンを超えてることを確信。
なかなか内容の良い取材でシーズン開幕を飾れました。
ルアマガ・バスカレッジ第3講義で詳しく解説します。