株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『レイジースイマーの背針チューン法』
ついに店頭に向けて出荷されたレイジースイマー6インチ。
デフォルトはトリプルフック仕様ですが、コイツの真の戦闘能力を発揮させるのはやはり「背針モード」。
ただし、背針一本では、重量のあるスイムベイトはルアーごと激しく振られるとどうしてもバレが多発します。
丸呑みさせれば問題ないけど、そうはなかなかうまくいきません。
そこで「背針アシストフック」が重要な意味を持ちます。
まあ、これは昔々からハドルトラウトでも絶対必須チューンでした。
レイジーはトリプルでも、背針ユニットを背負っても、どちらでもケツが垂れず、常に水平姿勢をキープするようにバランス設計してあります。
こういう姿勢です。
実はこれ、普通に見えてめっちゃ難しいバランスなんです。
これもテールに秘密アリです。
テールアシストに用意するのはコチラのフック。
Mの31mmが基本です。
ここで間違いやすいのは、このフック、サイズがMとLとで実は同じサイズと言う点。
違いはスイベルの長さ。同じフックサイズで31mmと44mmがあります。
フックサイズはMでもLでもOKですが、「スイベルサイズ」は「M」か「S」のサイズしか使えませんのでご注意を。
自分がアホほど間違えて買ったので…。
ヒッチフックの各サイズはこんな感じ。
自分は以前Sサイズを使って、リア一本係りでバラシまくったんで、以後、MかLのフックに変えたらバラシ激減しました。
少々面倒ですが、今江的ベストは、「M」のフックを「S」のスイベルに付けたもの。
一番短いSのスイベルがバスの口角2本係りを確実にしてくれますので。
Mのスイベルでもバランスは問題ないですが、ゴックンされた時にエラを傷つけやすいので要注意です。
で、この時に不要になったフックから、カッターでタイイングを削ってワイヤー部分を取り外します。
で、2つに適当にカットしてケースに入れてレイジーと一緒に持っておきます。
このワイヤーは、腹のフックのスイベル部分に刺して、スイベルがズレるのを防ぐために利用してます。
写真のようにスイベルのタルカン前に刺すだけ。
そして押し込んでサルカンを引っ掛けて固定するだけ。
バスが掛かると外れる仕掛けで、外れないと振られてバレ易いのでこのシステムにしてます。
ま、べつにヒッチフックから外さなくても、細いワイヤーの先端J字に曲げたのもってりゃ全然OKですけど。
因みに背針のロングサルカン固定にも使えますので、真っ直ぐ沿わせたい几帳面な方にはお勧めです。