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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 26862020/04/28

『EG i-マッチョ2.8インチ完成』

今年の横浜フィッシングショーで初公開したマッチョの小型版。

実際には3インチなんですが、勘違いで2.8インチって書いたんでそのままです。

この時点でまあまあ合格点のアクションは出てたが、同時に更なる可能性を目指して改良を指示してました。

最終プロトは西日本釣り博デビュー、TOP50遠賀川開幕戦で結果出して市場5月末デビューって皮算用でしたが…。

2月からの中国コロナのおかげでダダ遅れ…

でもそれだけ実戦応力が高い自信ありでした。

ショーモデルからの改良ポイントは、全てのリブ形状の変更と、フィンを付けるか否化の可否判断。

その狙いは、ノーシンカー只巻きスイミング時の水推しと、完璧な直進性のためのフラつきを徹底制御する事。

まずリブの角度を、ワームがヘッドアップし難く、水を受けて水平姿勢を維持できるよう45°の傾斜ヘッド&リブに変更。

通常リブは90度が常識なのを、ボディー全部に水を上方向に流す45°の角度をもつリブを初採用。

これは思いのほか、姿勢制御と直進性に貢献したiマッチョ2.8で新たに発見した新構造である。

この時点で3月頭、遠賀川第一次練習で実戦投入。釣れるのは当たり前だったが、DS、i字はもちろん、

キャロでのi字スイミングが新技になりそうな予感がした…が。

ここから本格的なコロナ禍。

すべてストップ…。

実釣り後の最終オファーは垂直尾翼を持つテールに対し、

最後の決め手になる水平尾翼、即ち「鰭」をどうするか。

「ゴリマッチョ」と最初呼んでいたのは、より霞ヶ浦水護岸際でしょっちゅう見かける「浮きゴリ」をモチーフにしたデザインだったからだ。

よりゴリっぽいシルエットにするために2種類の鰭をテスト。

一つはゲンタボーで採用したピリピリピン鰭。

もう一つは溺愛のステルススイマーにに付いているスタビライザーフィン型鰭。

どちらがいいか?これはステルス型鰭優勢の予想に反し、i字姿勢制御効果は意外にも全くの互角だった。

だが、ゲンタボウ鰭のフォーリングでの「ピリピリフォール」の生命感は超絶魅力的だった。

ただ、ゲンタボウ鰭はサイズ的に細すぎて、激しく癖が付いてしまうとi字水平アクションに乱れが生じてしまう難題がある。

1本ずつブリスターケースにすれば可能だが、ゲンタボウに比べが遙かに細いので、パッケージングにどうしても無理が生じる。

最終結論的に、「癖が付きにくいステルス型鰭」が製品の性能安定性の面で最終決定となった。

この3枚の矢尻を変形させたステルス型水平尾翼鰭と逆垂直尾翼型テールが。

実はプラグの「i-Arrow」にもコンバートされ激的な水推しと直進性を実現させている核心である。

まさに柔のi-マッチョ、硬のi-Arrow、どちらも甲乙つけがたい最高の仕上がりになったと思う。

この角度から見ると、まさに「浮きゴリ」そっくり。

シルエットも完璧なゴリに仕上がった。

もちろん、ダウンショットでの「ピンッ」と跳ねるアクションはほとんどエビそのものに見える。

ここだけの話し、途中、イマカツで出したかったと真剣思ったのは内緒である。

僅か3インチ足らずで、この美しく力強い引き波を出せるのは45°リブ構造の賜物。

かなりの早巻きでも一切ブレないスイミング姿勢。

明日昼頃まで、インスタストーリーズでこのアクション動画が実際に見れるので、是非是非見てください。

マジで感動しますので。

三原の言葉を借りれば「i字のてっぺん取れる」ってヤツです。

動画はベリーMAXソルトですが、これのハイフロートモデル…激ヤバイです…。

やっぱ、イマカツで出そうかな…。