IMAKATSU イマカツ

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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 27232020/06/05

『PEベイトフィネス最高(3)』

今日はちょっと焦って依頼していたブツが全部揃って一安心。

これだけあれば1シーズンは十分に持ちそう。

最近、PEBFについてよく質問を受けますが、その中でも一番勘違いされてるのが、「今使ってるベイトフィネス専用の竿とリールにPEを巻いて流用できますか?」って質問。

正直、それは全くNGです。

いわゆる一般的なベイトフィネスとPEベイトフィネスは全くベツモノと思ってください。

竿は最長でも6フィート、「短く」て「強靭」で2キロはゴボウ抜きできる事が最低条件。

PEBFは全てのタックルから「アソビ」を排除する事で初めて別世界が見えてきます。

竿は極端に短くする(511以下がマスト)事で、軽量さを犠牲にせず、劇的に強度を上げる事が出来ます。

竿自体がメチャクチャ軽いので、強烈な強さでも3gスモラバも全然普通に投げれるわけで、ラインの伸びのなさも加わってフロッグでもフッキングできる十分なパワーが伝わるわけ。

自分のプロトはたぶん100g程度の重さで、4キロリフトでも折れてません。メーカー保障は3キロですけど。

竿長いとラインは絡まるわ、重いわ、ラインの細さと竿のゴツサがアンバランスになるわで、PEBFならではの軽快さがなくなります。

竿先が軟いと、せっかくのPEの伸びのなさ、ダイレクト感が相殺される上、なんせ一言でBF専用ロッドだとPEはカックンキャストになってメチャクチャ投げ難いんですわ。

これは理論だって説明できますが、やればすぐ解るレベル。

それだから自分も含め、BFでPEラインが受け入れられなかったワケです。

まあ、それ以前にBF専用ロッドでフロッグやアベンタRS、果てはスラムドックなど絶対投げれませんので。

リールは普通にBF専用リールでOK。

竿が短いと飛距離が出ないと思いがちですが、ラインが圧倒的に細くて軽いので、野良ネズミマグナムなら、7フィート&13ポンドのフロロで遠投するより遥かに飛びますマジで。

アベンタRSもフロロの7フィートより遥かに飛んでしまうし、ラインが水に浸からないほどPE1.5号は軽くて細くて、ショックに対する強さも十分。

PE1.5号がバランス的にPEBFの核である事は間違いないです。

ボート専用なら1.2号でもOK、でもオカッパリ兼用なら1.5号が基本。

しかPEは細いのでもBF専用浅溝でも60m巻いてもスプール総重量はフロロ40m巻きより軽いくらいなんで、3gスモラバなどでのリールパフォーマンスも落ちません。

特にスーパーファイアーラインは同じ1.5号でも熱延伸掛けてるので、圧倒的に細くて強くて「硬い」ので。

実は今までドン引きだったファイアーラインの「硬さ」と「コーティング」が、まさかのPEBFには最適でした。

ピットブル8+も良かったのですが、散々実戦経験試して今は完全にSFL/S8一択になってます。

決して1mmもピュアからプロモーション指令が出てるわけじゃ有りません。

てか、そのピュアにもうSFL/S8自体ないし…

SFL/S8が何故鍵なのか、恐らく初めて巻いたら今でもドン引きする人多発なので、その理由は改めて解りやすく解説します。

アメリカで、フロロを凌ぐほど普及してる超人気PEになるだけの理由が自分も今更理解できました。

日本のラインへの常識概念を変えないと受け入れられないラインであり、欧米ならではの実に合理的スタイルです。

ただ、申し訳ない事にこのPEBF、竿、ラインだけは完璧に「専用」でなければたぶんその威力を実感する前にPEアレルギーでます。

特に竿です。

現在市場に代用品がほぼないです。

唯一、そのベースになったのがテムジン・グランドスラムのガゼルSGSでした。

あの時代に既に40トンをメインに、50トンカーボンまで採用しているガゼルSGSには我ながら驚きです。

なんて前衛的存在だったのかと、アオキングと共に今更感動してます。

それでもショート化してせいぜい6フィート。6フィート以下にこそPEBFの真髄があります。

ま、PEBFは糸鳴きを低減するガイドにも秘密有りますけどね。

てか、最近、なんで皆さん、今更キンキン、張りアリの竿に回帰してるんかね?

テムジン時代、散々、否定されたんだけどね…。

ま、そのおかげで最難間だったスパインレス化にチャレンジして、Xファイアーを経て、今のスーパースティード、クーガーELT7、そしてディアウルフに繋がったんだから結果オーライか。

ただし、ここまで公開したPEBFはまだまだ序の口。

半分もその全貌、真の実力の実際は見せてません。

吊るしにゃ最高だけど、それがメインでは決してないのがPEBF。

ある意味、「水面直下直上攻略の最終兵器」って呼んだほうがいいかも知れません。

ま、本来は春夏のTOP50戦専用秘密兵器だったわけで、試合で使えなかった事は残念至極の極みですが。

これまで大概、開発テスト経費も掛けてるし、誰かが気付いて先出しされたらパクリって言われるし、来年まで極秘温存は流石に出来なかったわけです。

なんでチビチビ、出し惜しみしながら、今だけ自分で散々、あらゆるルアーでデカイの釣って楽しませてもらってます。

と言う事で、本日はルアーニュースクラブR連載1000回記念ギルベビ、完成しました。

バリバリ実戦で使える特注のストロングチャート・オレンジブーツです。

まだまだ16日まで応募期限はありますので、インスタ思い出投稿にてハッシュタグ2つを付けて応募してください。

インスタ応募投稿で、皆さんの楽しそうな釣り笑顔が見れる事を楽しみにしております。