株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『PEベイトフィネス最高(4)』
今週末は近くの公園でTシャツ一枚でのんびり日焼けサロン。
コロナ自粛期間は親子連れで「密」った公園も、ここ暫くの週末はいつもガラガラに復活。
みんなどっかに遊びに出だしたのでしょうね。
1時間で真っ赤に焼けました。
そろそろ本格始動のための慣らし日焼けです。
さて、そんな暇な週末でも、最近は近所の野池でPEBFの様々な検証をやってます。
先日、長井に「硬くて強い竿でPEでやったらバレませんか?」と質問されました。
いまんとこ、バラシは1匹もなし。
ただ、ライン選定が決まるまでは、結構、切られました。
力負けで切られた事は一度もないが、超デカいやつのヘッドシェイク歯切れ、枝の吊るし切れが全て。
SFL/U8に決めてからは一度も切られてません。
フックを伸ばされた事も無し。
トップやフロッグで、ノリが悪かった事もなし。
しかし、バラさない、切られない、これってPEBFにキモあります。
その一番の理由は、やはり「ショート&ハードロッド」に秘密あり。
「全ての操作を最小限で行う」、ズバリ、これが一番のキモです。
全てに「アソビ」を排除してるが故に、「めちゃくちゃ小さなロッド操作でメチャクチャ活き活き動く」のがこのPEBFの最強ポイント。
キャストも、アクションも、フッキングも全て必要最小限のロッドワークでOK。
6フィート以下の短い竿ゆえに、強くてもメチャ軽く、操作に無駄に大きな力が掛からないのがキモです。
竿って「511」と「6」は全然ベツモノ、「610」と「7」も全然ベツモノ、底を超えると急に変化する境界線となる長さが6.7.8だと思います。
6切ると突然ビビルほど軽く感じます。611と7も一緒。7超えた途端に重く感じます。
6切った時の軽さ、操作の軽快さは別格になります。
これはポッキーロッドを59まで激ショート化する過程で痛感した事実。
では何でベリーショート、6フィート以下の竿が人気がないかというと、それはズバリ飛距離差。
これは長さには勝てません。
ところが、これをPEBFで1.5号のSFL/U8に変えると、7フィートの13ポンドよりアベンタRSが遥かに飛んでしまうと言う事実。
飛距離の不利は全くどころか、逆にぶっ飛ぶ上に、短さゆえのキャスト精度やスキップ性能は抜群。
PE&40T高強度高弾性&アソビ無しゆえに、超遠投先でも、幾重にも枝に吊るしてボヨンボヨン状態でも、フッキングが決まってしまいます。
で、短いロッドが故に「無駄に大振りにならない」「無駄に衝撃が掛からない」から、アワセ切れや、フックの伸びのほとんどない訳です。
人間、焦るとおっそろしく力んで大振りフッキングになりますからね。
傍で見てるとそら切れるわってほど。
この写真は超遠投で野良ネズミマグナム4/0を上顎貫通&マット引きづりだしで仕留めた直後で、釣った本人がPEBFのポテンシャルに唖然としてる顔です。
スモラバ吊るし、ハドスイ4ノーシンカー吊るし、野良ネズミマグナム、アベンタRS、謎のビッグベイト、謎のトップではもう文句なし過ぎる結果でてるんで、今度は同じタックルでキッカーフロッグでフッキング可能かチャレンジしてみようかと。
多分、全然いけると思います。
ちなみにこのPEBF、大基本は「水面直下直上攻略」、即ち「強襲型空中戦」においてこそ最強の威力を発揮します。
普通に薄いカバーや、水中や底を意識して釣るなら普通のベイトフィネスがマスト、ベイトフィネスの代替ではありませんので!!!
そしてリーダーは基本使用しない、PE直結がマストです。
なので、SFL/U8を筆頭にPEラインは1.5号が絶対基本となります。それ以下で無茶苦茶した時のリスクがかなり上がりますので。
たぶんそこ、思いっきり勘違いしてる人、超絶大多数な気がしますので。
ただ、野池やオカッパリでイマイチ使い所のなかったベイトフィネスが、PEBF化する事で次元の違うあらゆる攻め手が増えるのは最大のメリットですね。
あくまでPEBFは「今あるベイトフィネスの強化」ではなく、7フィート、14~16ポンド、フルサイズジグや水面系ルアーの釣りを、よりフィネス&軽快に置き換える釣り方です。
と言う事で、今週末はのんびりと温泉など浸かって、来る開幕に備えてエンジン暖機運転中。
PEBFのリアルは今後実釣動画で全て公開して行きますので、是非お楽しみに。