株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『ステルススイマー3DR遂に初リリース!』
いやはや、3DR化できたのは既に3年も前なのに、
最終的に製品化に漕ぎ着けるまでとてつもない苦労をしたステルス3DR。
ほぼ最終モデルになってから、もはや2020圧倒的NO.1ビッグバス率を毎回のように記録し続けてます。
3DRの技術的にはブリードを抑えるためのエコ樹脂選定、精密3DRの剥離強度の向上。
実戦的に一番こだわったのが「パール顔料を使用したくない事」。
めちゃくちゃ拘って遅れまくった最大の理由が、
簡単に言えば「透けてるスイムベイト」にしたかった事。
散々試して、パール顔料を濃く練りこんだ素材だと、見た目には凄くリアルだが、水中に入れるとパールの不自然な反射が水の中では極端に浮いてしまう事。
特にテールは絶対透明に拘った。
テールが不透明のパール系だと、バスに見切られる要因の最大にも思えたからだ。
決定的に苦しんだのは、透明樹脂の「リアルプリント系スイムベイト」はほとんど存在しないという事実。
ほとんどが乳白や濃いパールの「スイムベイト専用樹脂(ほぼノンエコ」を強度と塗装の難易度から使うのだ。
ぶっちちゃけノンエコの環境に最悪な樹脂を使えば簡単に強度も塗装もクリアできます。
悩みに悩んだ最大の難関が、エコ樹脂は3DRリアルプリントと最悪の相性だった事。
しかも透明エコ樹脂になると更に最悪。クリア素材は塗膜の喰い付きが最悪で、ケロイドのようにズルズルとブリードオイルで剥げ落ちるのだ。
現実、エコ樹脂、しかも透明系でこれをクリアした3DR塗装は世界的に見てもない。
自分が試合で使えないスイムベイトなど、自分にとってはただの商売道具にしか過ぎない。
水に溶け込まないパール系顔料や、白い不透明樹脂で釣れるキモをごまかしたくなかった。
自分の経験では、パール系はネオンワームなど極小ワームにこそ威力を発揮するが、大きくなると水中での不自然さが際立ちすぎるのだ。
大きなパール系顔料を使った「ワーム」が市場にほとんど存在しないのも、釣れないがゆえに長年の経験から淘汰された結果だと思う。
3年かかってこの難題を解決する方法を見つけたのが、実は積層トップコートをしない「マット3DR」艶消し塗装法である。
正直、最初は艶ありの3DRに比べ、人間の目には見劣りがした。
正直、ガッカリしたというのが本音だった。
だが、そこに意外な答えが待っていた。
バスの反応が桁違いに良くなった気がしたのだ。
とにかくやたら釣れるのだ。
しかもどんな色を使っても、その効果に差がほとんど出ないのだ。
鮎であろうが、ハスだろうが、アマゴでも、失敗作かと思ったギルですら、
とにかく今年ほどステルスが釣れた年は過去にもないほど、毎回、確実にビッグフィッシュを手に出来ている。
ギルを使ったときの衝撃的釣果が、マット艶消し3DR塗装に迷いを完全に消し去ってくれた瞬間だった。
釣れる事が最上の結果である以上、自信を持って出せばいい事をバスから教えてもらった気分だった。
結局のところ、人間が陸上でリアルと感動するより、水中でバスが見たときどう見えているのかは誰にも解らない。
艶消しマット3DR、クリアベースは、確かに陸上で見るより、水中で見たほうが何倍も自然で、溶け込むような感じがある。
最初は人間が驚く究極のリアルにこだわり続けていたが、結果以上に大切なものはない。
環境に無害なエコ樹脂、透明テールもコダワリではあるが、釣れるがゆえに今は一切の迷いなく、自信を持ってステルス3DRのリリースにGOを出すことが出来た。
結局はバスに聞くことが一番大切なのだ。
ステルス3DRマットフィニッシュは10月中のデリバリーが予定されています。
2月末~8月盆までは圧倒的にノーシンカーヘッドが最強無敵、
8月台風激流シーズン&落ち鮎シーズン(11~12月初旬)になると、ヘビーウェイトが最強。
最近はもっぱら21gフルタングステンを高速立て落としやワンジャークリアクションに、スキップ土手返しに、急流での背転がしに使ってます。
今回の3DRカラーは厳選5色のみ。どれでも全く遜色無しに釣れるのが不思議すぎ…
今や4色に除外する予定だったギルカラーが鮎にならぶ最強マイフェイバリットです。
ただ、コロナの影響とGOサインの遅れで、10月入荷分は数量が非常に少ないです。
次ぎは2月予定なので、是非この機会に3DRを試してみてください。今江的にはアベンタ、ウナジュウに匹敵するイマカツオリジナルのスーパービッグフィッシュベイトです。
ただ、オリジナルステルスの「ヒウオ」「クリアレイクマジック」「クリアチャート」の3色は3DRに並ぶ神カラーですので、見かけたら手にして置いて損はないと思います。
もし自分が琵琶湖で使っていたら、こんな釣果ではすまないくらいボコボコに釣る自信あります。
絶対に釣る自信あります。バクラトの比ではないと両方、作った本人が断言しますので。
琵琶湖でそれを自分の代わりに動画で証明してくれる腕自慢の方が居れば、陸船問わずインフォに一報してください。
審査はありますが、3DRステルス&3DRベビステ&ヘッド、サポートしますので笑。
本気です。