株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『3つの特殊ワイヤーベイトの可能性』
我輩はワイヤーベイトというか、金属コンボのルアーがメチャクチャ好きである。
理由はなぜかしらんが間違いなくバスの琴線に響く何かを持ってるから。
ヘルタースケルターはずっとアラバマのDNAを試合で使えないか考え続け結果のカタチ。
でも試合で使う前に全国に広まっちゃったんで、自分的には次ぎに行ってしまいたくなる。
まあ、ヘルターにはもう既に+ブレードチューン以上に隠しておきたい「マル秘」がある。
それほどワイヤーベイトには可能性に無限の組み合わせがあるのだ。
それだけ今江的にはワイヤーベイトの革命とも言えるアラバマリグが世に出たときは衝撃だった。
いきなりボコボコに釣れて、笑いが止まらなかったほど。
まあ、速攻でB.A.S.Sでも、JBでも使用禁止になったんで、ガックシでしたけど。
それでも色々研究した結果が、ずいぶん掛かったけどヘルターで一つの完成を見た気がする。
途中、ドラゴンチャターやら、ドレッドホグなど、キワモノも出しましたけど。
JBのエコルールに、ワイヤーやブレードのロウ付け(ハンダ)が認められていたことが幸いでした。
そんなワイヤーベイトの中でも「キワモノ」に近いが、今江的に名作中の名作と信じているのがこれ。
ジンクススーパーヘビー1oz。
異様なヘッドだが、この「前方集中型超低重心TGヘッド」でしか成し得なかった性能がコレにはある。
これほど浮き上がらず、長距離ディープトレース能力に長け、ビッグブレードにもかかわらず驚くほど飛ぶスピナーベイトを自分は知らない。
昨年、長期在庫をネットに出したところ、予想外の瞬殺完売で、このルアーの真価を知る優れたアングラーが結構いる事に感動した。
そして今冬、各所をアップデートして10年以上ぶりの再生産を掛けた。
一番の変更点は、ヘルターで採用したロングシャンク、ディープゲイブのフッ素コートフックを採用したこと。
コイツの掛かりは抜群で、トレーラーフックがほぼ不要になったことで、思い切ったディープのカバーコンタクトが出来るようになった。
晩秋から早春のプリのスローローリングに抜群の威力を持つ、「唯一無二」と呼べるスピナーベイトだ。
数量限定生産のアップデート復刻なので数量少量のためネット販売になるかもしれないが、12月に待望の入荷予定だ。
そして現在、最終調段階に入った、もう一つの「ヘビーウェイト」スピナーベイトがこれ。
パッと見はジンクスミニ1/2ozと全く同じヘッドの大きさ、シルエットの大きさながら、3/4ozの重さがあるフルTG製「コンパクトBUTヘビー」なス
ピナーベイト。
ジンクスSHと被りそうだが、これはその対極にあるコンセプトのスピナーベイトである。
何故なら、これは「シャロー用」だからだ。
まだ詳細は明かせないが、パッと見てその違いにすぐ気が付いた人はコンセプトも解るはず。
こいつはプロのシークレットテクニック「超高速巻き」、即ちバーニングメソッド専用セッティングのヘビースピナーベイトである。
知る人ぞ知るスピナーベイトのシークレットテニックだ。
最大のキモは並みのスピナーベイトが水面破綻する全開全速で巻き取って尚、破綻せず、傾かず、ひたすら真っ直ぐ、まるで水面下を高速ドリルのごとく切り裂くスピナーベイト。
このセッティングは実はかなり難しい。
現在はまだ見せれるのはここまで。
更なるアップデートパーツの仕上がりを待って、来年初春までには完成させたいと思う。