『出撃前夜』

いよいよ明日霞ヶ浦入り。
正念場の第四戦だけにいつもになくかなり緊張感がある。

昨日開催された霞ヶ浦チャプターでは、優勝が2本1500g、6位で僅か600g、7割の選手がノーフィシュと言う稀に見る究極のバッドスコア。

チャプターとは言え、毎週霞ヶ浦に通うロコが挑んでこの結果、プリプラの時から考えると予想外と言える「激渋」だ。

どうやらもっとも恐れていた霞ヶ浦名物、稲刈り後の「稲渋」が各流入から大量に流れ込み、年間でも最悪レベルのデスレイクと化してしまっているようだ。

果たしてプリプラから手応えを得ていたプランを大幅に変えるべきか、公式練習次第ではバッサリとメインエリアを捨て去る勇気と決断力を試される試合になりそうだ。

プリプラが良いほどそれをあっさり捨て去り、直前プラだけで勝負する決断は極めて難しい。

しかし、これが人為的要因に左右される霞ヶ浦の一番難しい理由でもある。

1.5日の公式練習で予定の引き出しに何も入っていない事を確認し、新たな引き出しを一から探すには霞ヶ浦本湖全域は広過ぎる。

果たして自分は手応え十分だったプリプラを捨て去る事が出来るのか？
乙女心と秋の空、今回の試合は「捨てる勇気」を試される、練習好きな自分には一番苦手な試合となりそうだ。

それでも最後の最後まで、泥に塗れても、足掻きに足掻いてこの難関を克服してみせる。