『東レフィッシングライン再生計画』

東レインターナショナル株式会社から東レモノフィラメント株式会社にフィッシングライン事業部が移管されて以来、もう5年近く距離を置いてた東レのライン。
エクスレッドを開発していらとなるともう10年弱、開発から遠ざかってたことになります。
某大メーカーもそうだったように、大企業アルアルで経営陣が変わるとコロッと体制がドライに変わってしまうのはよくある事ですが。

プロ契約は東レファンを裏切りたくないので表向きは継続してたけど、契約金は敢えて受け取っていないに等しい状況でした。

まあ、裏を返せば今も現役商品で、高い評価で多くのプロが使い続けてる事実はフロロとしてのエクスレッドの性能と信頼度がそれだけ高いと言う証。
イマカツのプロスタッフも全員、今も昔もエクスレッド。

で、紆余曲折の末、またコロッと変わったわけですが、今度は恐らく信頼できそうなので本格的に止まっていた企画開発が再スタートすることになりました。

そのカギを握るのが、5年前にかなり良いところまで進みながら突如開発中止の憂き目に遭ったバス専用PEライン。
これが復活すれば時代の変化もあって相当インパクトのある製品が出来そうです。

更にゲームチャンジャ―となるかもしれない東レにしかできない超新素材のラインも出て来てますし。
こちらは諸刃の刃みたいなヤバいヤツですけど。

 

自分が関わっていない、知らん間に出てたタイプNS。
今江的にはこのスクスレッド3.5lbとNSの４lbのライン直径（Dia)の差が、世界初のリール専用フロロラインを作った東レ本来の実戦主義コンセプトも打ち消してしまったと思ってます。

因みに今や河野とかフロロの歴史を知らん若者も多いので書いときますが、フロロは40年前は硬すぎてリールに巻くのは非常識、10m程度のハリス専用糸でした。
世はトライリーンやストレーンを筆頭とするアメリカ製ナイロンライン全盛期。

その中で、フロロの高感度と伸びの少なさに目を付け、「電撃アワセ」の相棒として自分が世界で初めてリール糸として作ったのが、「東レスーパーハード」、今のエクスレッドの元祖です。
最初はスーパーハードなど非常識、硬くて使えないって散々言われましたが、自分のトーナメント成績とともに世界のナイロンライン市場さえも席巻するゲームチャンジャ―に。
「ラインは東レ」が合言葉になり、「東レソラローム全盛時代」を築きました。
今やバスラインの基本はフロロって言ってもいいほど、当たり前だのクラッカー。

それだけ自分も東レのラインには想い入れがあるわけです。

幸か不幸か、東レと距離を置いている間に、各メーカーのハイエンドフロロを片っ端から買っては試合でも試していたのは今になっては逆に非常に良い経験と知識になりました。
お陰で昨年は別メーカーのラインを弥栄戦で超痛い目にあっって、エクスレッドの良さを改めて痛感した事もありました。

やっぱ東レフロロを開発した時の信念、「実戦強力」は「カタログスペック」とは全く別物だと確信しました。
フロロは細いほど優れてるってもんじゃないし、根本的に別格の超巨大企業であり、技術の東レが他社より太さでも強力でも劣るようなラインしか作れないわけがない訳で。

そこに敢えてそうしたフロロとしての矜持と拘りがあったわけです。
柔らかくしなやかなラインがバスには最高と言われた時代に、敢えて「スーパーハード」って名前で挑んだわけですから。

さて、次の時代のゲームチェンジャーは果たして何が来るか、楽しみにしておいてください。

 

しかし、、、、昨日半日本気でアクティブライブの特訓しただけで、首と肩と背中がヤバすぎるくらい凝ってしまって今日は立ち眩みが酷いですわ…。

野村戦の練習時から肩の痛みと背中の酷い凝り、謎の立ち眩み感じていたけど、今回の特訓で改めて確信しましたわ。
全キャスト着水からピックアップまで一生画面ガン見しかしてないんで、明らかに首と肩の筋肉の硬直で脳が血流不足になってます。

だって船上で超変なカッコしまくりだからね、ライブサイトは。
絶対に傍から見てカッコイイ立ち姿とは思えんけど、デカいの釣ってたらワシにはカッコよく見えるから難儀なんですわ。

青野ムダ―では長い脚の付いた譜面台見ながら、オーケストラの指揮者がタクト振ってるようなプロ？が平日なのにど真ん中に多数浮いてました。
確かにあれなら首や肩は凝らんかもやけど、キャストやファイトには邪魔杉で真似する気にはなれませんですけど。

しかしまあ、何が楽しくてこの春ど真ん中に沖のヘラ付きバス追っかけてんのかねワシは…
そこに山があるから、そこに坂があるから、ワシは杖ついてでも昇りたい人なんですわ。

これで実は脳梗塞でしたってなってたら恐怖だけどな…。