株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『折れないポッキー“トレモロ”シェイク完成間近』
おうちタックルオタク研究会のおかげで、色んなタックルがかつてないほどの戦闘力に仕上がってきた。
これだけは嬉しい誤算。
T1100GとM40Xのスピニング初採用が確定している超繊細積極操作系スピニング「折れないポッキー510ULXXX」。
全コンバットスティック史上最軽量最繊細、まるで管釣りトラウトロッドか渓流ロッドの世界。
でも超軽量超繊細に相反する強靭超高感度さもコンバット史上最高、バスロッドしては異端のスピニングと断言できるもの。
それと同時にスピニングリールまで最適化に進化。
この写真見ただけで速攻ピンっと来た人はミドストマニアか管釣りマニア。
一見、普通に見えますが、全然普通じゃない。
これならわかるかな?
リールはABUのMG EXTREME2000番。
コレだから簡単に出来た高速シェイキング・シンクロリトリーブ専用チューニング
右が本来のMG EXTREMEの2000番ハンドル。
左がチューンしたウルトラショートラウンドハンドル。
もちろん、めんどくさいんで疑似餌屋・青キングチューンですけど。
実際に見ると笑えるくらい短いです、マジで。
名付けて「子供ハンドル」。
因みにポッキーシェイクとは、「ネコリグ」を「バイブレーションプラグ」みたいにボトムスレスレを一定レンジ、一定速度で泳がせる巻物イメージ。
ポッキーシェイクの場合、右手は高速で超細かく「横(左右)」に振りながら、左手はリールハンドルを「縦」に一定速で巻き続けなければならず、ミドスト以上に難しいししんどい。
フワフワではなく、ネコリグを「叩いて」振動を発生させるには軟いロッドではダメなわけ。
特に振動を吸収してしまうソリッドティップは絶対なし。
その真逆のキンキンで繊細な張りのあるティップが必要、だからポキポキ折れてポッキーロッドだったわけ。
そのロッドがT1100GとM40Xの出現で「折れないポッキー(メーカー破断テスト2キロリフトクリア)」となり、実現が現実味を帯びてきたのがつい先月の話。
昨年の七色戦、遠賀川戦、檜原戦の立役者だったが、いつ折れるか解らないためフッキングが甘くなり、特に秋以降、バラしたバスが多かった事が悔やまれる。
ロッドの最大の難点はついに克服したが、もう一つ違和感を感じていたのがリールのハンドル。
高速横「振りシェイク」と低速一定「縦巻きリトリーブ」のシンクロがもっとスムースに出来ないものかと。
その結論がこの「子供ハンドル」。
こいつは高速シェイクながらリールを一定速度で巻き続けるミドスト系リトリーブには超絶ナイス。
右手の回転が最小限になることで巻きブレが劇的に解消。
フラット型ノブから細身の丸棒型ノブ(ABUオプションパーツ)に変える事で、指先でノブをほぼ摘まずに巻けるためここでも更にブレ解消。
高速シェイク持続時間が従来ハンドルより劇的に延びる結果になった。
これは簡単で明確な効果が得られるチューンなので、ミドストなどには超お勧めできると思う。
たぶんアオキングに依頼すれば、ABUのレボシリーズなら可能だと思うので気になる方は擬似餌屋まで。
ちなみにABUのカーボンハンドル以外は無理だと思いますが…。