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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 28292020/10/02

『IKエラストマー研究所』

昨年から現在にかけて、イマカツ的に最も研究している素材がエラストマー。

良くも悪くもコロナ禍のおかげで、相当濃度の高い研究ができたと思います。

今回もフィネスフロッグエラストマーをカバー奥の浮きゴミでテスト。

現時点でもかなり実戦レベルに仕上がってきてますが、なんせ野良さんよく出来てるんで…。

でもやはり新しいルアーは1年シーズンを通じて色々使ってみると解ってくることがある。

使っていて「うっとうしいな…」と思う部分が改良点。

そこが明確に解ってきた感じ。

ここはまだ他社製品でも解決されてない一番めんどくさい部分。

そこの解決法を今回、ようやく閃きましたわ、たぶん。

しかし、ハドスイのエラストマー版は、4も4.5超強力な戦力アップになる事間違い無し。

ハドルテール最強無敵な2~4月はもう絶対。

今年の弥栄戦最強戦力として、敢えて春に出すのを遅らせたくらい。

結局、コロナで目論み完全に狂いましたけど…

来年2月にリリースしますが、まだまだ試合最強兵器は温存してますんで。

当然、アレのアレ仕様です。

まずは確実に製品化できるハドルから始め、 フィネスフロッグで1年間ジックリ学んだエラストマー研究会、それも全てはコイツのための伏線で
す。

既に完全体になって数年、動きもテスト実績も文句ナシ。

なのにトンと製品化の動きがないスラッシュバンビ。

その最大の理由は「チビバス問題」。

薄くてダントツに良く動くスラッシュテールは、逆に小バスにとってはエビか稚ギルみたいに見えるのかもしれません。

しかし、その薄さと硬度が逆に仇になり、小バスにガッチリ咥えられるとフッキングで食い千切られが多発しマクリ。

頭から食ってくる40アップなら全く問題ないのに、とにかくバイトが多すぎることが逆に仇になってしまう事に。

 

この程度のサイズなら全く問題ないのですが…問題はハイシーズンの小バス。

イマカツ史上最多の金型修整、様々な対策を繰り返しても、物理的に「ワーム」である以上、小バスの口にテールがロックした状態でフルパワーフッキングしたらひとたまりもなし。

強度を上げるためにテールを分厚くしたり、足首を太くすれば本末転倒…

段違いのアクションのキレと釣果は間違いないのだが、これでは運が悪ければあっという間に消耗してしまうレーシング仕様。

実は既に本金型も製作済みで、釣果最優先のトーナメント専用レーシング仕様なら即でも発売できる状態まで完成してました。

しかし、製品化にはどうしても踏み切れず最終的に保留、というのが裏事情でした。

…と、これまでの裏事情を明かしたという事は、今何が進行しているかはご想像の通りです。

超難関ですが、業界震撼させれるかも。

ただねえ・・・今度はねえ…、逆もまた悩みどころなんですわ…。

「ハドストマー」の4インチ「1本」を、もう既に春から半年、塗装完禿げの歯型塗れになっても余裕で使い続けてる自分的には微妙な気分です…
泣。

ま、完成したら「スラッシュバンビ・メバル殺し1インチ」でも作りますかね。