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イマカツルアーデザイナー
長井健太公式ブログ

God Hand KENTAS Design Lab

アベンタクローラーRS バゼル 完成!

こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

2022年も速いもので上半期最後の月に差し掛かり、日に日に蒸し暑い夏の気配が迫ってきています。
私は寒い冬よりも、夏の暑さの方が好きで、気温が高いと身体の血液の循環が良くなるためか体調がすこぶる良くなります。
若いころは真夏の炎天下の中でも休憩無しで釣りをしていましたが、ここ数年は休憩を挟まないと後半の釣りの集中力が持たなくなってきており、改めて歳はとりたくないな~と感じる今日この頃であります。

さて、夏の風物詩アベンタクローラーに、新たな仲間入りを果たしたアベンタクローラーRSバゼルがいよいよ発売されます。

 


[全長80㎜]
[重さ6.6g]

 

アベンタバゼルの特徴は、アベンタクローラーの様に水面でピクピクと弱り切った小魚の群れや、水面に落ちた瀕死の昆虫をイミテートすることもできれば、スプラッシュペンシルの様な、フィッシュイーターに追われる際に発生する、ボイルにも酷似した高速水面滑走スプラッシュアクションを起こすことができる1つ2役の高機能クローラーベイトに仕上がっていることです。

 


[高速でもアクションし続けるのでバスに見切られにくいのです]

 

水面滑走スプラッシュアクションは、リーリングスピードを最大にしても破綻すること無く、ルアーが水面に張り付きながら全方向へ飛沫を上げます。そして水面での高速滑走を可能としているのが、ウィングとしては初採用の高弾性極薄プラスチックにあります。


[素材には高弾性プラスチックを採用]

 

高精度な樹脂成型金型を採用することで、左右のウィングの重量差を最小に抑え、プラスチック特有の弾性により極限までの肉薄化による軽量化で、金属ウィングでは出せない、高速ハイピッチクロールアクションを可能としました。


[ボディ後方へセットバックした約180度開いたウィングがキモ]

 

ボディのヘッド部分が、1クロールに1回水中に突き刺さり、ヘッドの平らな部分が水を掴むと同時に、次のクロールに入る時に水を押し上げる為、ヘッドからも激しい飛沫を発生します。この1クロールに1回ヘッドが水中に突き刺さることで、高速リトリーブでもボディが水面から飛び出すことを制御しているのです。


[第三の羽根としての重要なヘッド部分]

 

そして今回、水面での瀕死のベイトをイミテートするにあたり、リアリティを醸し出す為にクローラーベイトでは初!?となるボディ左右のアンシンメトリー化。
ルアーを真っ直ぐの軌道でアクションさせるには、ボディはシンメトリーじゃないとダメだという固定観念を打ち破った作品にもなりました。


[ダイイングワカサギカラーの目にもこだわりが!]

 


[ボディ左右をアシメ化]

 


[最終調整は苦労しましたけどね~]

 

この夏、アベンタクローラーシリーズ最小で最速のアベンタバゼルを体感してみてはいかがでしょうか。

それでは皆さん良い釣りを