IMAKATSU イマカツ

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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 28982020/12/19

『タコ焼きのお話』

我輩はタコ焼きには昔からルアー並みにうるさい人。

元バリバリ大阪人で、タコ焼きは小学生の頃からの主食。

でも最近本当に旨いタコ焼きになかなか出会えない。

当然のごとく家にも実家にもタコ焼き器は常備してあるが、家で焼くタコ焼きはどうしても屋台のあの「カリとろ」感がでないんで、毎度気分でやるものの、あくまで気分だけ。

なんでいきなりタコ焼きやねん?って思うかもしれないが、インスタストーリーズ、見てる人はあーこないだのアレかと気が付いてくれたかも。

ワシの商社時代、社を代表するワル後輩が脱サラして始めた大阪タコ焼きバーのタコ焼き粉。

ワシはバスプロ商社マン、ヤツは放浪癖のあるサーファー商社マンで、およそ2人ともサラリーマン離れしてましたけど。

そんなヤツが久々に送ってきてくれた「蛸イロ」オリジナルのタコ焼き粉。

コロナで通販開始したので食べてみてくださいと。

で、以前から店の味は確かだったんで、インスタストーリーに載せたわけですが…

ま、忙しすぎてなかなかタコパが出来ませんでした。

本音は、家で焼くタコ焼きには屋台のあの「タコ焼き」には遠く及ばないと…。

表面はカリッとしても、半熟卵みたいというか、お好み焼きみたいなタコ焼きにしかならんので。

人生56年強、実家の親が作ってくれてから代々、いろんな市販のタコ焼き粉試してみたけどね。

しょせんは家のタコ焼きと思ってました。

“やみつき”にはならんやろと。

しかし、2020年年末本日、今江的に衝撃杉ル出来事が起こったわけで。

たまたま刺身用に買ってた蛸が冷蔵庫にあったんで、そうそう、と思い出してチョイタコパでもと。

そしていつものタコ焼き器でいつもどおり焼いてみて、最初の一個を何の気なしに食した瞬間、57年のタコ焼き人生が走馬灯のように脳裏を駆け巡
りましたわマジで。

何が衝撃かって、これ、マンマ、昔懐かし子供の頃の屋台のアレじゃんの一言。

表面カリッ、中身がトロ~ッって在り来たりの表現ですが、

その表面のカリッと感の絶妙の薄さと硬さと、まさに皮一でトロけ出す中身のギャップがまさに“やみつき”。

今まで屋台の業務用鉄板がタコ焼きシークレットと思いこんでましたが、コレほどまでに「粉」で激的に焼き具合が変わるとは衝撃的でした。

まさかの人生初の展開に、勢い余って30数個を一気喰い。

途中、刺身用の蛸が無くなってしまい、生地が余ったので発作的に車で追加蛸探しに…

ギリ20時前の近所のスーパーにはもはやなく、24Hのダイエー、LIFEとハシゴして遂に蛸発見。

1時間をロスしながらも、残り生地で40数個を一人で食べてしまうほどハマりましたわ。

LIFEでめっちゃ蛸買ったのは、明日もまたタコパやりつもり満々なんで。

しかし、これほど家で焼くタコ焼きがリアルに旨かったのは人生初です。

商社をワシとほぼ同時に退社して、サーフィンとタコ焼き一筋に頑張ってきたホンモノのプロが拘った「粉」はホンマにホンモノでしたわ。

ステマではとてもここまで書けません。

一流大学卒業して、仮にも上場企業に入社して、それを捨ててタコ焼き屋になるヤツだけはありますな。

ま、ワシも結局、学歴捨てて釣り師を選んだわけで、情熱は何に向けてもとことん極めれば人に感動を与えられるもんです。

今はコロナの影響でずっと続けてた店を一旦閉めて、移転リニューアルの準備中。

海外へのサーフィン放浪にもいけず、こんなタイミングだったからこそ、店のタコ焼き粉「蛸イロ」を通販開始したそうで。

逆に今しかホンモノのタコ焼き粉を家庭で味わえるチャンスはないかも。

本当に旨くなかったら流石にココまで書かないんで、一度是非食べてみて欲しいこれぞ大阪屋台のタコ焼きの味です。

ワシにすらできたわけで、家庭用の普通のタコ焼き器でカリとろフワが簡単に出来ます。。

興味ある方は一度ヤツのHP覗いてやってください。

http://takoiro.com/takoyakimix

小学校の頃、3日に一度は必ず通った藤白台センターの駐車場横のトタン葺きの小さなタコ焼き屋。

どうみてもヤクザ風の気の良いニーちゃんが毎日夕方から焼いてましたが、それは自分にとって今も史上最高のタコ焼きでした。

しょっちゅう来るんで顔を覚えてもらってて、いつも2、3個、焼きすぎたタコ焼きをオマケしてくれました。

それがまたカリカリとろフワで旨いんですわ。

ある日突然、そのタコ焼き屋台はトタンとチェーンで覆われ、それ以来、ニーちゃん行方不明、それから3年ほどその小屋はそのまま残されていました。

藤白台センターの人達も、ニーちゃんの復活をずっと待ってたんでしょうね。

いま偶然出会っても、顔を思いだせるほど。ま、結構、傷ありましたけど。

それほど大阪のタコ焼きには人情と忘れられない味があります。

それ以来、タコ焼きに余り感動を覚えた事はなかったんだけど、久々に今夜はそのこと思い出しましたわ。

 

最後に、今夜は東北の海からこんな美味三昧も届きました。

明日は朝からアワビのバターステーキと刺身三昧です。

タコ焼きも好きですが、活けアワビはもっと好きです(あたりまえか…)

毎年、小野寺君、ありがとうな!

イマカツのルアー&ワームでガンガン、クロソイとか釣っとくれ。

忖度するで笑!