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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 29852022/03/29

『グラビアスKTF/AE74・FINESSE』

遠賀川スロープで消防機動隊訓練が行われることになって、急遽練習オフリミットになったこの2日。

休養するつもりが、いろいろ試合用に補充&改造&仕込みに必死でインスタもブログすら書く間もなくあっという間に終了。

練習は明日明後日の2日間のみとなったが、この2日で気分転換とよい取捨選択ができたと思います。

ま、実質明日が最終練習の予定で、前日はもう本番の場所は触りたくないので休養するかもしれませんが。

ところで、ブログには書く暇なかったですが、土曜日はグラビアスKTF「ネオ」に続き、グラビアスKTF「フィネス」のテストをしてました。

この日は風速8mの爆風で風裏がない遠賀川では練習にならず、バックラテストには最高の爆風日。

しかも7フィートグラスのハスキーワインダーに、ロングビルのIXI T-X、さらにはジレンマスーパースティープと言った向かい風で番投げにくい組み合わせ。

爆風向かい風でグラスロッドで軽量シャッドは地獄です。

ラインは8ポンド。

フィネススプールでも余裕で55m以上巻けたので、糸巻き量に不安はなし。

まあ、ネオの段階から予想はしていたけど、このグラビアスKTFフィネスには心底感動しました。

写真では大した風に見えないけど、ここは一番風上の護岸近くで、ここが波立ってること自体が普通ではなく、頭の位置では超爆風です。

この状態で風上に向かってシャッド、それもリップのデカいのをフルキャストするのは勇気がいります。

更にルアーが着水するまでに手を持ち替えて、サミングなし。

因みにブレーキセッティングは通常使用時と同じ、メモリ7(MAXは10)、メカニカルはカタカタがなくなるベスト位置から変えてません。

意図的にサミングしないようにMAXブレーキ、MAXメカニカルにしていないの所が激ヤバすぎです。

ルアーの飛距離が見えないけど、平等に見てABUのLX992KTF時代より飛んでいるし、バックラッシュ率も更に低いと言っても良いと思います。

正直、同じポン付けならLX992KTFフィネスよりは劣るだろうと内心思っていただけに、ここが一番衝撃でした。

本当に笑ってしまう程、バックラッシュしないし、恐ろしいほど飛距離も伸びます。

それもグラスの扱いに全く慣れていない下手くそナベが投げても大してワシと変わらないのが凄い。

グラビアスKTFネオとLTZ930Proik-combiでは、無風時でクーガーエリート7 &IXI T-Xを使ったナベとの投げ比べでは2mほどの飛距離差でしたが、フィネスだと更に差が出ることは間違いない感じです。

言っときますが、ピュアが憎しで言ってるわけでは決してありませんので。

ピュアとは関係なくなっても、ABU・SWEDENはずっと大好きなので。

正直、これは「予想外の嬉しい誤算」でした。

素人考えだが自分の体感的にはグラビアスの最大の特徴である「360度均等配置マグネットブレーキ」とKAHENスプールとの相性が、ABUのマグ両サイド配置より相性が良いような印象を勝手に感じてます。

しかもそのままのブレーキセッティングでピッチングしても、腰を抜かすレベル。

KAHEN特有の後半の浮き上がりがない、ストレートな遠心風低弾道は本当に大手メーカーですらもはや物理的にスプール技術では今後も敵わないのではないかと思う程。

しかし沢村さん、泣く子も黙る、とてつもないパテント取ってますな…。

正直、グランビアスがここまで化けるとは、完全に予想の範囲を超えており、沢村さんの技術の凄さに感服しますね。

現時点ではLX992RS-REVIVEと比べても遜色ないほどのレベルに仕上がってることに驚きを隠せないのが本音の所です。

沢村さん、これでもまだグラビアスKTFは100点じゃないそうで、更に煮詰めるそうです。

で、6月までには量産できそうとの回答。

てか、グラビアスKTF/AE74のボディーより完成早いんですけど…

挫折して頓挫してるグラビアスオーロラ、、、、果たしてこれからどうなる事やら…。

その前に、まずは明日から2日間、最後の練習に集中します。