株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『EG公式黒鴉極動画夏編公開』
本日はエバーグリーン・ブラックレイブンEXTMの実釣性能解説動画が公開。
盆明けに行ったロケ模様を春編より先にタイムリーに公開です。
場所は過去何度か取材で訪れた東条湖に匹敵する超老舗のリザーバーです。
実は画面見ての通り強烈なアオコまみれ&危険過ぎる暑さで、14時までノンキー2匹と大苦戦したのはナイショです。
動画で「クリフハンガー釣法」と言ってますが、バスがアオコを避けて岩盤のやや深めにサスペンドしてるバスの釣り方が解るまでは大苦戦でし
た。
久々に本気でアベラバHD4gとエリクロHF、アンゴビHFと言った「背に腹は変えられんリグ」投入するほどマジでした。
動画だと釣れ釣れに見えますけどね…
ほぼ死にかけ寸前、ギブ寸前に釣り方発見でした。
今回のロケの一番の失敗は、満水&深いオバハンまみれだったので、バスはカバーの奥の奥と思い込んだこと。
見栄えの良いカバーの表層はアオコで酸欠過ぎで、しかも先行者が2艇いて後手だったこと。
バスは水通しの良い岩盤の、アオコの層より一段深くに出来たサーモクラインに完璧に浮いてた感じでした。
それも岩盤タイトに撃って、落としてピックアップでは全然ダメで、岩盤から一旦丁寧に落とし込んでいき、
イラストのような「張り出」しのような部分を見つけ、ハング(吊るし)て時間を掛けて誘うと喰ってきました。
垂直岩盤の中でも、水中に大岩?らしきものが張り出してる部分にハングさせて丁寧に誘うと同じスポットで連発。
1尾目のロッドワークをよく見れば、垂直岩盤を丁寧に落とし込んで、今度は何かの突起物を感知し、
ジグを徐々にリフトしてその頂点にハングさせ誘ってるのが解ると思います。
要はカバーや岩影に「入れ即パク」では全く喰わない状況で、
水深のある垂直岩盤の、それも一段深い場所の何か引っ掛かりを利用して、丁寧に止めて誘うと喰ってくる感じ。
自分的にはアオコ層の下付近の岩盤中層に浮いてるバスに、見つけてさせて自ら寄って来こさせないと、目の前にポンっと入れて落としただけでは
喰わないというイメージ。
そんな時ほど、水面でも水中でも、簡単に水平姿勢で誘えるエリクロHFやアンゴビHFは切り札ってわけです。
垂直岩盤にある水中に深く突き刺さったレイダウンの、最奥側ではなく最先端側にジグを中層ハングさせ、誘って釣るシーンが「水中吊るし」の基
本中の基本な釣り方です。
「レイダウン吊るし」より、ハングの感覚察知と操作の丁寧さが必要な「岩盤吊るし」はそこそこ上級テクです。
それを誰でも簡単に出来るのが、HF素材でリグを水平化できるワームと超高感度な高弾性ロッドです。
そして今回の動画で、岩盤ハンガーにはエリクロHFを、浮きゴミ系にはアンゴビHFと使い分けているのには明確な理由があります。
岩盤ではより水平姿勢重視&ボトムでのネッドリグ姿勢重視。
浮きゴミやレイダウン系では、スモラバとしては重めの4gをスローフォールさせる目的と、
一番はスモラバに「浮きゴミ貫通力」を持たせつつ、できるだけ突破後は「スローフォール」であって欲しいため。
浮きゴミカバーを貫通できる限界ギリギリの軽さのジグを使えば使うほど、貫通後のバイトは間違いなく増えます。
でも軽くて貫通できなきゃ失敗。
そこで貫通力のある重めのヘッドを選び、HFワームのトレーラーで貫通後のフォール速度にはブレーキをかけているイメージです。
そんなイメージの世界は動画でもなかなか解らない部分なんで、この補足を読んでから見てみると、ワタクシの脳内ワンダーランドが少し理解でき
ると思います。
釣りはイメージが超大切ですので。