株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『REVIVER ジレンマシリーズ』
復活のジレンマ3兄弟、久々に大量出荷されてます。
なんで今更治朗堤治朗と思うかもしれませんが、決して実力がなかったわけじゃありません。
毎度5年先行き過ぎてるって言ってますが、この2年、イマカツ「REVIVERシリーズ」が密かなブームになってます。
ま、裏を返せば営業体制が改善されてたって話なんですけど。
このジレンマシリーズ、これまでメディアに露出することもほとんどありませんでしたが、私のタックルボックスをSNSなどで幾度もチラ見てる人は気づいていたと思います。
このヴァーサス3080のフランケンBOXは常に片時も釣行時手放すことは絶対にない超絶無双の超一軍達がラインナップされます。
そしてまずほぼ入れ替えがありません。
入りきらんビグベは別ですけど。
その不変のスーパー超一軍席に常に大量に陣取っているのが「ジレンマシリーズ」だという事実。
これがどんな宣伝よりも明確な事実であり、それだけ信頼している証拠。
この記事のために入れ替えたりしてない事は、ずっとSNS見てる人はわかるはず。
ジレンマ3兄弟は好きなカラーを潜行水深に合わせて常にすぐ出せるよう、全てバーサスフックカバーをつけてます。
こうすることで絡むことなく最速で探せてチェンジもすぐできるので。
BOXの下に水が溜まっても、水抜き穴があるので雨にも強いので下の方に埋まってるヤツの錆びも防げます。
針もほぼBKKに夜なべして付け替えてるんで、錆びさせたら交換がめんどいしね。
実はジレンマにはTOP50秘話があります。
それは数年前のTOP50七色戦で起きた今思い出しても泣けてくる思い出。
DVD「TOP SECRET」で収録はされてるんですが、公開はしませんでした。
実はこの試合でジレンマオリジナルの高速リアクションで60㎝以上は絶対確実だったバスを「釣ってます」。
サイトで見つけたデカバスを、高速巻きからのキルで反射的に口を使わせ、超長いファイトの末に観念したバスはネットイン寸前。
で、そこで気づいた悲しすぎる事実…。
そのロクマルは口のやや外側、すなわち顔面アウトフックだったわけです。
今だから言える事実だが、カメラはその事実をアップで一部始終映しているわけで。
これがファイト中にフックが外れて、リアが口角の外に出たのか、それとも食い損ねたのか、間違いなく喰いに来ていたとしてもこの状況は映像では「アウト」だと…。
試合を大きく左右するバスだっただけに、無念すぎて泣きそうでしたが、ランディングせずロッドで煽ってフックを外しました。
ネットインしてボートに上げてしまったら、血迷いそうなデカさだったので。
これが確実に口腔内フッキングだったら自分の過去最大トーナメントフィッシュになったバスでしたね。
それだけジレンマを溺愛し信頼したわけです。
ぶっちゃけ「ジレンマ」は自分が作った名作中の名作「スーパースレッジ」の数少ない弱点を完全に克服したシャッドの名作だと思ってます。
しかしながらバスフィッシング全盛期に「スーパースレッジ」で残した実績と人気が大きすぎて、その影に埋もれてしまった不遇の名作が「ジレンマ」
「ジレンマ」って名前にしたのがホントの「ジレンマ」を生んだのかも?
REVIVEされたジレンマは、各所に時代に合わせたアップデートがされてます。
特に速巻き対応の直進安定性を向上させるためにフックサイズを1番手大きくし、より低重心化しているところが最大の違いです。
ソフタンからピュアタングステンに変えたのも、飛距離をさらに出すためです。
アップデートに関しては写真の解説を参考にしてください。
何気に「スーパースティープ」はめちゃ飛ぶのに半ドラで6mは潜りますので。