『柔（10）よく剛（5）を制す』

ただいま、3年ぶりの早明浦ダムルアマガ取材からの帰りなんで手短に。
今回の取材のテーマは「最強ガイドシステム研究会」。
メインはスパイラルガイド比較研究会でしたが、価値ある良い勉強が出来ました。
最近お気に入りな三原のグラスコンポジットロッド「RRRテンファイブ」のショートジグザグも含めてね。

しかし今回のロケは77～81クラスのバスロッド最強クラスの豪竿達を2日間振り切ってきたので手首に肩に背中がパンパカパンですわ。
三原が作ったテンファイブもビビるくらい豪のグラスです。
普通にヒクくらい重いし。

でもね、、、、、このテンファイブ（10柔・５剛）、柔よく剛を制すの名の通り、思いっきりガチのグラスフィーリングに振り切ったなかなかレアなグラスコンポジット
ロッドです。
ま、ぶっちゃけグラスロッドはどんなメーカーであっても売れません。
大手メーカーが技術力駆使して作っても、バカ売れしたグラスロッドなんてありせん。
だから余計に肉厚うすくしてハイテーパーにし、持ち感軽く誤魔化した中途半端なグラスコンポロッドになってしまうわけで、それならスーパースティードみたいな中弾性の胴に入るカーボンの方が潰しも効いて便利なわけで。

バスバブル時代ならグラスロッドも採算獲れる程度に売れましたけど、今はもうガチでグラス作る一流バスメーカーは見たことないね。
まあ余程でない限り、日本じゃ採算獲れんから。
ワシでさえ、トルクマスター、ハスキーワインダー以来、グラスには自分用プロト試作までで手を出してないほど。
今もまだ現役で使ってるしね。

まーーーそんな現在の業界事情など知ってか知らずか、流石三原プロ、、、思いっきり傾奇いてますわ笑笑。
このロッドはワシは好きだね。
なんか30年前の懐かしさすら感じるガチムチなヘビー級グラスフィーリングが良い。
ある意味、イマカツWEB限定販売だからこそ出来る「傾奇竿の決定版」が105、テンファイブ。
カレイドに被るロッドがないし、たぶん作ってもニッチ過ぎてエバの販売スケールじゃ無理だし気兼ねなく試合でロケでも使ってます。

三原はアベンタ竿って解説してたけど、今江的にはドンズバでモグチャモンスター竿。

一言で言えば、遠心力でモグチャモンスターがアホほど飛んで笑えます。
でもヘビー級グラスならではのこれまた遠心力＆慣性力でオーバーハンドフックみたいなフッキングパンチ力がある。
ヒョードルのロシアンフックみたいな打撃感ね。

でも感度が意外に高いのがショートZIGZAG効果なのかも。
グラスは全体で大きく曲がる竿なんで、青木セッティングのマイクロ多数載せショートZIGZAGは理に適ってます。