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RODEO RIDE REVIVER

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エース三原直之の名を冠し、
伝説のロデオライドが、
ここに復活する。

2019 JBトップ50シリーズ第1戦七色ダム決勝戦の帰着間際、ギルロイドJrで掛けた3キロクラスのビッグバス

すべてはここから始まった。

この写真は2019 JBトップ50シリーズ第1戦七色ダム決勝戦の帰着間際。ギルロイドJrで掛けた3キロクラスのビッグバス。「こいつは獲れる」。そう思った直後だった。ネットインまで50cmの距離で、無情にもギルロイドJrは突然に宙を舞った…。原因は長く愛用してきたロデオライド611HXFFのパワー不足による掛かりの浅さ。このバスを失っても三原直之は優勝することができたが、このバラした3キロのバスが大きな宿題となっていた。試合前から水面下でロデオライド復活プロジェクトは進められていたが、ビッグベイトロッドの終着地点が、逆にここで明確になった。「ギルロイドでしっかりと掛け、バラさないロッドを創る」。ギルロイドは体高が高くボリューミーであり、ボディの真横から食ってくることが多いため、もともと掛けにくい類のルアーである。そのため七色ダム戦での三原のギルロイドでのランディング率は約5割。その確率を8割以上にする。これが三原が自らを教訓にした、ロデオライド復活の条件であった。


バラさないロッドへ。

最高のブランクスとの出会い、ロッドビルダー青木哲との本音での打合せ、そして超本気の実戦テスト。上の2枚はアベンタクローラー(通称シェルラミ)でのテスト風景。アベンタクローラーも羽の水抵抗が大きいため、また威嚇バイトが多いためにバレやすいルアーの代表格だが、プロトのロデオライドリバイバーで遠距離バイトをしっかりとフックセット。バスの激しいファイトの途中でフロントフックが外れたが、ランディングには成功した。ここが三原の求めたポイントである。たとえメインフックが外れても、1本掛かりになろうとも、獲れる、獲りきれるロッドを目指したのだ。


超人的サイトをさらに磨く,
特殊な61UL-M Anthem。

「三原虫で55cmオーバーのバスを確実に獲る」。これが三原の目指したサイト用スピニングロッドのコンセプトである。そのためビルダー青木は軽量ルアーのキャスト性能、操作性に優れつつも、ビッグバスとのドッグファイトを制圧できる野太いバットを実現するため2ピース構造を提案。異常なほどに繊細なソリッドティップを継いでいるため実質3ピース構造というかつてないブランクス設計を持つ。この61UL-M アンセムは導入直後からトーナメントで次々に結果を出した。第2戦遠賀川ではスキニーイールクローラー4インチの水面直下シェイキングスイムで連日ベーススコアをメイクし3位入賞。第3戦旧吉野川では三原虫で1500gオーバーのキッカーフィッシュをキャッチ、準優勝の立役者となるなど、すでに実績を多数残している。

JB2東条湖優勝で完成を見た
70XH Battle Cry

トップ50七色ダム戦後に行われたJB2東条湖第1戦。三原はできたばかりの70XHプロトタイプを持ち込み、得意のギルロイドJrを中心に2位をダブルスコアで引き離す圧倒的スコアで優勝。ギルロイドでのランディング率は100%。使い心地、掛け心地ともにパーフェクト。三原が70XHの完成を感じた瞬間だった。