株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『地味ネタ、不滅の名色、不遇の名色。』
さて、試合がなくなって魂抜けてます…緊宣中でネタも無いんで今日は珍しく地味に行きます。
しかし「地味こそものの最強なり」って諺があるか無いかは知らんけど、今の時期から絶対に試合レベルのガチでは常在戦場なワーム。
特に今ならハドルフライ3.5、2.5インチはTOP50トーナメンターをして「スポーン期の最終兵器」として知られてます。
あまりに反則なんで滅多に皆さん表に出しませんが、試合じゃ皆隠しもってます。
特に2.5インチ。
ハドルフライはフラッシュ系リアルカラーは超有名即完売ですが、地味にこの4色は危険なカラーって事実は余り知られてません。
まあ一度、ネストのバスで反応だけでも一度試してみてください。
リアルカラーを嫌がってたバスが色変えただけで全く「嫌がらなくなる」ことが多々あるので。
まあ怖がらない色と言うか。
これ以上は書きませんが、特にこの4色のうち1色は持っておくべきです。
上から3色はスモールやスポーン期、8m前後のディープでは特に効きますね。
最後のババスラは、アンゴビ、イール、ハドル共に今江的には日本全国試合ボックスを外れる事はありません。
昔を知ってる人はこの色の威力を嫌と言うほど味わった人も多いと思います。
かなり個性的な色なんで、無難で大衆志向の方は釣れる前に疑心暗鬼にかかりやすい色ですが、この色は何故かよく釣れます。
この4色は見かけたらマスターして置いて損はない、バスが「見つけやすく嫌わない、シルエットの曖昧な膨張色」です。
お次の地味強ワームはイマカツ長年の定番「ジャバシャッド」。
今思えば、3~4年ほど前から小南がジャバシャッド5.5インチをぶっといフロロダラダラ出しまくりでデカイの良く釣ってたのは、
琵琶湖で大流行中のウンチ君と同じコンセプトだったわけで。
コナンは異常にだるんだるんにライン出しまくってたのがそういう事だったんだねと今更解りましたわ。
もはや55は入手困難極めますけど。
でもジャバシャッドで最も地味に最強なのはやっぱ3・5インチ。
かつて、馬淵がTOP50野村ダム戦で初優勝した時、今で言う「ド中層サークル吊るし」は衝撃的でした。
ジャバシャッド3.5インチを大きなフックでやや反らしてリグッたライトテキサスは、まるで中層のアイスジグ。
カラーも見やすいナチュラルワカサギを使ってました。
関節ロックを全カットでのジグヘッドミドストも当時は秘密でしたね。
カラーに関してはこの4色あれば全国どこでも大概大丈夫。
個人的には「脱皮沢蟹」はイマエババスラと並ぶヘビロテカラー。
脱皮沢蟹も個性的な疑心暗鬼系色ですが、実は元ネタはナチュラルプロブルーのリアル版なんですな。
ナチュプロ日本式って思えば、釣れる理由も解ると思います。
さてさてさーーーて、イマカツの地味番長と言えばやはり定番中の定番「アンクルゴビー」。
3インチが余りにも有名すぎて、余り知られてませんが、2インチと2.5インチには明確なコンセプトの違いがあります。
その明確な違いがテールの大きさ。
2インチは3インチと同じ大きさ、明らかに2インチワームとしてはオーバーサイズのテールを持ってます。
一方で2.5インチはアンゴビシリーズ最小のアンクルテールになってます。
小さな2インチながらハドルテールに匹敵する強力なアンクルテールを持つ2インチの集魚力は最強です。
檜原湖ではこの2インチキャロで表に出ない数々のトーナメント入賞歴をもつシークレットにもなってました。
2.5インチは実は、自分が0.9~1.8gのアベラバのトレーラー専用に作ったアンゴビです。
3インチだとでか過ぎて、2インチだとバランスが悪く、トレーラにセットした状態でハンハンしやすいバランスにしたのが2.5インチ。
当時ハンハントレーラーが好きだったけど、エコ認定無くて、それに変わる中層フワフワ用スモラバトレーラとして自分用に急遽作ったもんでした。
なんで今でもスモラバでのサイトではアンゴビ2.5を使います。
フワフワしながらもピリピリ動く感じとシルエットがエビっぽくなるよう、テールを調整したアンゴビです。
因みに既に15年以上のロングセラーになってるアンゴビですが、やはり不滅の名色と不遇の名色があります。
今江的にこの3色は絶対1軍トレーを外れない不滅の名色です。
毎度おなじみですが、「肌色」ことイマエシーシークレット、元ネタはサタンワームのレアカラーのリブート。
写真映り悪いけどここでもやっぱ「脱皮沢蟹」。霞でノーシンカー巻き巻きで爆発して以来、常に一軍在庫です。
ラストはまたババスラ、元ネタは琵琶湖無敵時代に勝ちまくったスライダー&クリンクルカッツの伝説色。
余りショップに出回って無いカラーですが、この3色も今江的には常在一軍カラー。
イマエサイトシュリンプは昔から大好きなゴールデンシャイナーのラメ無し視認性アップ色。表層付近でスモラバ泳がす時に使います。
NEWゴールデンシャーナーはゴールデンシャイナーって名前付いてますが、実はコナマズ君って呼んでます。鯰の子供ね。霞用ですね。
ラストのウォーターメロンペッパーホワイトベリーは今江的神カラーの一つ。アンゴビ、イール全サイズの超超一軍カラー。
昔は最強だったウォーターメロンシードがどうにも飽きちゃったんで、ペッパーを細かくして淡いホワイトを腹側に薄く入れたら最高のウォーターメロンになりました。
今江的現代版ウォーターメロンです。
ウナジュウはこれとGPパールホワイトベリー、イマエドバミミズがあったらオールOK。
この際、ついで紹介しておくとアンゴビはやっぱゴリ系シルエットなんで、安定の暗色が人気です。
まあ、グリパンとこの3色のどれかあれば全国区で安心して使えます。
ただ、一番強い色である「黒」は持っておいたほうがいいです。
黒はグリパン系とはまた異なる反応が期待できるときがあるので。
梅雨で真っ白どっちゃん濁りになったらソリッドブラックしか喰わねえ!って事は多々あるんで。
やっぱ小さめのワーム系で黒は持っておきたい色です。
因みに南湖ババスラは、南プロのリクエストでババスラをよりGPよりに振った濃いババ色です。
Jimmyな南らしいカラーです。
では最後にアンゴビ不遇の明色を…
アンゴビってゴリのイメージが強いせいか、クリア系カラーはホンマに不遇な目に会ってます。
ただ最近、今江的に注目してるのがこの3つの不遇カラー。
なんせ今年はまさかのワンフックアラバマなし崩し解禁という予想外の事件が起こったんで、アンブレラのワンフックワームとしていろいろ現在研究中。
コナンがやたらアンゴビシャドテ3インチのクリアカラーを使って釣ってるんで、シャドテールよりは動きは地味に見えるけど、
ハドルテール同様、質量の波動の大きいアンゴビ3やアンゴビ3.5のクリアカラーを現在積極的に検証中。
なーんとなく、アラバマってセンターのワンフックワームもあんま派手で無いほうが喰うような気がしてます。
なんせアンブレラブレード自体が物凄いパワーあるから、センターを強くすると強すぎると言うか、重いって言うか。
特にアンゴビには3.5インチがあるんで、3.5インチのクリアカラーはアラバマ48のセンター候補としてかなり有力。
不遇の名色脱出に期待しています。
因みにイマエパープルワカサギは、七色専用に個人的に欲しくて作ったカラーです。