IMAKATSU イマカツ

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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 27672020/07/24

『EGラストエース』

ワシ的に今年のフィッシングショーでとても気になったルアーの一つがラストエース。

エラストマー素材でフローティングってのはまあ、TOP50選手ならかなりの選手が2020年の習得すべき必須課題。

自分的に最も気になった事はその「リアルプリント塗装」の「強度」。

そこが気になりマクリで、ずっと発売待ってましたがかなり予定より遅れてようやく発売、

なんで速攻入手。

 

3DRリアルプリントの元祖として、ウチでも当然のようにエラストマー素材&F仕様は昨年から研究してます。

まずは最も必要性を感じた「ハドルスイマー」シリーズのエラストマー化で早々にテスト。

これまた発売したら普通の素材の現行ハドルスイマーが売れなくなるんじゃないのかと思うほど。

歯形でボロボロになるまで使い込んでも一切、千切れないんで、ある意味、商売上がったり…。

しかし、このエラストマー化に関しては早くからある難題に悩まされてました。

それがリアル塗装の剥離問題。

ボディー強度はワームの比じゃないほど耐久性があるが、3DR塗装リアルプリントとエラストマー素材の相性が非常に悪い。

指で表面を数回強く擦ると、ズルムケにすぐなってしまうほど…。

特にサイズが大きくなるほど顕著で、湿気の高い1日中雨の日は最悪で、製品化をかなり躊躇するレベルでした。

そんでもってエラストマー系のラストエースの塗装強度が非常に気になっていたわけ。

で、本日確認、良くも悪くも納得の結果でした。

まあでも、エラストマー化の恩恵はワーム素材にない素晴らしい物があるので、

何本釣っても歯形だらけになっても、全く壊れんしね。

で、少し前にテスト時に居合わせた某ローカルプロがこれ見て一言、「塗装なんかいらんでしょ」。

いや、ほんま、この一言「核心」突いてましたわ。

色以上にハドスイのエラストマー化、フローティング化の恩恵は計り知れないってこと。

ようやく製品化に踏ん切りが付きそうです。

まあでも結局、試合があったら夏が過ぎるまで絶対出さなかったから同じだけどね。

「ハドルフライ」のエラストマーF仕様なんか凶器以外の何者でもないしね。

塗装なしで出しちゃうかな、金型あるから9月でもいけるし笑。

毎回使用後にはケースにしまわないと癖が付きやすかったり、塗装強度に問題あっても、この千切ろうと思っても千切れない耐久性は別格。

塗装無しだったら4本で1年使えるかも。

実はフィネスフロッグ、ハドスイだけでなく、ステルス、スラッシュバンビまでもエラストマー化チャレンジしてます。

浮いて壊れないステルス、浮いて千切れないスラッシュバンビ…

クリアしなければならない難関はまだまだあるけど、やはり2020年はエラストマー素材の劇的進歩の年になる事は間違いないと思います。

話は変わるけど、海老アロー、テナガエビが沸いてくる季節だけに各地でバコバコに釣れ出しましたね。

面白いのは、ワカサギ系i-ARROWと使い方が千差万別で、様々な事。

ファーストシンキングにして、ミドストで釣ってる人もいます。

頭の上とフロントフックの前に結構なウェイトを張って、シミーフォールアクションで釣る人も。

ウェイト腹側にたっぷり貼って、高速直線巻きで釣ってる人も。

これってホント、i-ARROWはマイクロ「ビッグベイト」だと最近思うようになりました。

是非、皆さんも「i字系」とは一味違う「エビ字系」を編み出してみてください。