株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『ジャークベイト研究会』
最近、一生考え続けてて夜も寝れないジャークワーム研究会。
足掛け2年近く研究してますが、全身のカタチ一つで動きを出すジャークワームはめちゃくちゃ難しい。
ところで元祖ジャークワームな「ばすあっしゃしん」と「フルーク」は似て全く非なるもん、その決定的違いって何か知ってますか?
これを的確に語れないと、ジャーワームは語れません。
因みに「スラッゴー」と「フルーク」も全くベツモノ。
スラッゴーは日本初導入した張本人だし、河口湖でもコレ一本でブッチギリで勝ったんでノウハウは知り尽くしてますが、コレ+アレの能力を併せ持つ事がジャークワームの今江的開発課題。
当分、夜寝れませんわ。
ある意味、こちらもビッグジャークベイトの一つであるビッグペンシル。
コナンガイドではここ連日スラムドッグでロクマル出てるみたいです。
https://ameblo.jp/y-kominami/entry-12692353448.html?frm_src=thumb_module
しかし、ここ数日8月と思えないほど朝夜は涼しいけど、この写真のお姿もとても8月半ば過ぎには見えませんな。
冬って言っても解らんし。
このまま秋に突入してしまうんかね????
ところで沖縄GTマニアなコナン君、なかなかツウな事してますな。
スラムドックを2フックで使うと言う。
スライド幅をデカくするツウなチューンです。
ま、GTやってりゃこの手の水面系など、一日投げても楽過ぎてジレンマポッパー程度にしか感じないかも。
延々スラムドック投げさせられるお客さんは地獄かもしれませんが、1発ロク出りゃ官軍なんで。
ルアー作ってる身から言わせて貰えば、ツーフックは確かにありなんだけど、この手のデカプラグではジャンプバレが確実に激増します。
なんでワシ的にクワトロフックをおススメしたいところは山々。
間違いなく2フックでもバラシは激減します。
但し…
まだピアスクワッドには#1番までしか売ってないんだよな…。
4本針で軸も太く、スピンアイがついてるピアスクワッド#1番は重量がブルータルの2/0番とほぼ同じの重さ。
スラムドックにピアスクワッドの#1番を2個つけると、デフォルトのフック3個合計より1g以上重くなっちゃいます。
なんでここは#2番か#3番のピアスクワッドがメチャクチャ欲しい所。
ルアーのデザインを20年もやってると、フックの重さの僅かな違いがどれだけアクションに多大な影響を与えてしまうか良く解ってきます。
最もルアーの外側に位置して、最も重心も低い位置での重量差1gは人間にしたら10kg近い体重差になるわけです。
フックを交換する際にはフック重量からスプリットリング重量まで、しっかりと考えて交換しなければルアー本来の動きが大きく変わりますので。
大きなルアーほど、通常塗装、メッキ塗装、3DR塗装では全然ボディー重量も簡単に1g以上変わっちゃいます。
一番軽くて薄くて動きがよくなるのは実は箔なしの3DR塗装です。
針の向きだけでも厳密には動きは変わります。
その動きの差を感じ取れない人なら気にしないでいいですが、何十年もやってると針の向きが変わっただけで巻いてて違和感感じることもあります。
とりあえず、スラムドックは2フックにするなら一番手サイズを上げると、重さも軽くなる上、バレも軽減できますので覚えておいて下さい。