株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『LNC/R配信と“表”夜光貝アンドロイド改の秘密』
本日はルアーニュースクラブRの配信日。
Basser本誌より一足お先にオールスターKOKで使っていた“表”夜光貝アンドロイド改の詳細公開です。
今江克隆のルアーニュースクラブR「マッディウォーターでのビッグベイトの威力と可能性〜KOK参戦レポート〜」の巻 第1078回
これが2個しかなかったオールスターKOKで使っていた表夜光貝アンドロイド改の一つ。
実際に使っていたのはBasser誌にガメられてます…。
「表夜光貝」とは即ちボディーの表面に直接夜光貝を貼り付けた特注表面貼り仕様。
「裏夜光貝」が現在、イマカツの主流となっているボディー内部裏面に貼り付けた裏貼り仕様。
表の最大のメリットは、夜光貝の貼り付け面積が最大で、背中側局面まで夜光貝が貼られていること。
故に横からだけでなく、真上から見ても視認性の良さが段違い。
で、なんで表貼りやめたのって?、、、
その理由は、、、、長期間使うと塗膜が禿げて来るのと、研磨コストがぶっ飛びで採算が全然合わなかったから。
夜光貝の量も裏貼りの1.5倍は必要。
その点、裏貼りは剥離は皆無、傷も付かず半永久的に新品の光沢が持続します。貝のエッジ段差を消すための研磨も必要ないしね。
バスから見れば上面以上に側面の夜光貝カラーのナチュラルさが重要なんで、シェル裏貼りに3DRを合わせるイマカツの特注技術が誕生したわけです。
んじゃあ、表貼りになんで拘ったの?と言われますと、実は夜光貝最強無双は絶対無双に「無塗装外貼り」なんすわマジで。
要は輝度を偏光させるコーティングが無いのが最強なのは当たり前田のクラッカー。
なんで、この新品の1個が手元で、実際に使った1個がBasserにガメられてるかと言うと、KOKで使ったのは、ずっとBOXに入っていたボロボロの1個で、ほとんど塗装が剥離して夜光貝剥き出しになってたものです。
これがめっちゃくちゃ良かったわけ。クソマッディーでもチャートより見えるほど。
KOK見てた人はライブでアンドロの動きをカメラが追えている事が不思議だと思いませんでしたか?
普通、霞でサブサーフェイスをカメラで追うのはまず無理。
だから、ボロボロの1個を必死こいて回収したり、ぶつけて浸水させないよう、2日間ビクビクで使ってたわけです。
実はこのKOKで使ってたボロボロ表夜光貝アンドロイド、2012年に旧吉野川で開催されたジャパンスーパーバスクラシックで、
3位入賞した時にビッグフィッシュ賞を獲得したときからずっと持ってる表夜光貝アンドロイドなんですわ。
実に9年もの間、自分の一軍BOXから外れなかったわけ。
もうこのとき既に禿げ禿げになってます。
確か1万円以上の価格でWEB限定販売されて、すぐ禿げるって言われてやめた訳で…。
結果的には禿げてナンボの夜光貝、トップコート剥がしてでも使いたいのが夜光貝の真のチカラなわけです。
ま、9年前の流行はI字ドリフトからのワンジャークが決め技だったんだけど、時代は変わって、今回KOKではテーブルターンでネチネチ、モジモジアンドロイドになったわけ。
今までの傾向として、ルアーって爆発的に流行るとその後に必ず「逆」の動きが流行るね。
ようは人真似は長く続かないって事。
アンドロイドの動きの改造経緯と方法については、こちらでジックリ読んで下さい。
今江克隆のルアーニュースクラブR「マッディウォーターでのビッグベイトの威力と可能性〜KOK参戦レポート〜」の巻 第1078回