IMAKATSU イマカツ

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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 30892022/08/27

『何故に河野はワシと練習しとんや???』

…って、この2戦、インスタストリーズを見て疑問を感じてるイマカツファンも多いかも。

確かに同じTOP50選手が一緒にTOP50のプリプラするなど、ワシの経験的にも若き頃の吉田秀雄だけ。

コモリンにも、「今江さんが渡辺さん以外を乗せるって見たことないです」って飯屋で驚かれたし。

そりゃ普通に考えりゃ、当たり前田のクラッカー以下の話です。

全部自分の場所もノウハウも、全部知られてしまうわけで。

 

何れ解る事なのでここでその理由を伝えておきます。実は河野、この7月に免許取り消し処分になり、車の免許を失ったのがその最大の理由。

ただワシのようにスピード狂で公道で305㎞だして一発免取逮捕とかではなく、何とも不運と言うかボンクラと言うか…事の経緯は、河野が務めているバイト先の会社で、小さなトラックで配達業務を任されていた河野。

勤務評価も高く、最大積載量3トン未満のトラックで積み荷の量を増やせばバイト料を上げてもらえると言う会社からの提示が。

そこで河野はオートマ限定解除の教習を受け、3トン積載の車(総重量5トン)で配達を任されることに。因みにワシが18歳で普通免許取った時は総重量7.5トンの車まで運転できました。もちろん当時はマニュアルミッションでの取得なので何の問題もなく運転できる中型トラックです。

 

ワシが18歳の時に取得した普通免許では8トン未満のトラックを運転できたわけなんですが、その後、何度もの道路交通法改正あり、これがめっちゃややこしい。

近年でも、平成19年から平成29年3月までに取得した普通免許では総重量5トン未満の車両に改正され、更に平成 29年3月、それ以降に取得した普通免許では総重量3.5トン未満に改正されてるわけです。

今から約5年前のこと。知ってる人いるんかね????ワシも全然知らんかったし。

因みに23歳になったばかりの河野、5年前と言えば免許が取れる最低年齢の18歳。

勘の良い人は河野が免取になった理由がもうわかったと思います。

 

ざっくり言えば、河野が務めていた会社がその微妙な時期の道交法改正をうっかり忘れ、ボンクラな河野も会社からの提案なので何も気にも留めていなかったと言うおそ松くん状態…。

で、河野はその5トン未満の配達車でバイト中、極めて軽い物損事故を起こし警察に素直に連絡。

現場に来た警察官に免許証を提示したところ、

「君、、、、、無免許運転だよ…」と言われ、なーんも解らん河野は顔面蒼白、目の前真っ暗…。

なんせ無免許運転は「2年間の免許取り消し」の上、再度教習場に通って試験を受けなければならない厳しい罰則。

昨年から始まった河野のTOP50人生は事実上この時点でジ・エンドかと思われたわけです。

 

しかし、捨てる神ありゃ拾う神あり。

バイト先の会社が河野に誤って指示した事から、警察に情状説明してくれたおかげで免許取り消し期間は1年に短縮。

今江的に河野は、以前もここで書いたが天才馬淵の生まれ変わりのようにすら思えるとこがあり(性格は真逆だが…)、たまたま免取前にひょんな事で河野とバゼルのロケに行ったことでそれを確信し、河野の才能をこのまま終わらせるには忍びないと判断。

河野のプロとしての資質と技量を見極めるために、本人の希望もありプリプラに同行させていると言うのがここまでの経緯だ。

北浦&霞ケ浦、延べ20日間にわたりプリプラに同行させた今江的感想は、やはり技量と気力、お馬鹿さは馬淵に匹敵するものを持つが、圧倒的に全国規模のレイク経験の不足と圧倒的ハード面での装備不足。

以前から河野の目は 馬淵の目に似てると思っていたが、那須川天心の目にも似ているため、常に遠慮がちで、必要以上に礼儀正しい若者だが隠れた本質はかなりの武闘派だと思っている。

今年、3戦を終えた現時点では来期TOP50残留は極めて厳しい状況下にある。

しかし、来年の7月に免許再取得し再来年TOP50復帰が出来れば、それまで自分との同行を続けられたのなら、得られた知識、経験は並のプロアングラーの5年以上に匹敵するかもしれない。

そして自分が60歳になる再来年、同じ土俵で自分に引導を渡す存在になる可能性もあるだろう。

果たして河野がこれからどのようなバス人生を歩むか、いまはまさに五里霧中だ。

三原に並ぶイマカツのダブルエースとして、河野が育つか潰れるか、注目の1年半が始まった。

因みに河野は九九とABCDEFGはギリギリ最後まで言えたので少し安心しました…。

あと、マジでお祓い行けよBA5!