IMAKATSU イマカツ

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K.IMAE TOP SECRET!

イマカツルアーデザイナー
長井健太公式ブログ

God Hand KENTAS Design Lab

ゲキアサフラット本格始動!!

ここ最近杉花粉も落ち着き、風邪を引いている訳でもないのに鼻と喉の調子が悪い。寒かったり温かったり春特有の寒暖差によるものなのか、原因は何かと探っていたら、どうやら大陸からやってくる黄砂と杉以外の花粉の影響だと駐車している車を見て分かった。黄ばんだ粉がうっすらとフロントガラスや車体を覆い尽くし、これが犯人なのかなと、天気は晴れているにも関わらず空は何かどんよりしている。たしかにこんな粉末が呼吸と共に体内に入ってくると身体の調子も悪くなりますね。


全長65mm
重さ11g
フローティング
潜行深度50㎝+

さて、各地から釣果の報告が入り始めたゲキアサフラット。低水温期やハイプレッシャーなタフコンディション時のバスをも引き寄せる能力を備えたこのフラットサイドクランクは、ウッド製フラットサイドクランクにも引けを取らないハイピッチウォブンロールアクションを発生します。ハイピッチアクションの要でもある極薄サーキットボードリップの恩恵はもとより、ルアーのヘッドからボディ後部へと水流を効率良く受け流すデザインを採用したことで実現しました。
特徴的な尖った頭部は、水流を面で受け止めるのでは無く、水流を素早くボディサイドへダイレクトに受け流し、また高比重磁着タングステンボールによる一点に集中させた重心が、ルアーアクションの反復運動率を高め、他に類を見ない程のハイピッチアクションに仕上がっています。


[潜行深度を抑えるために採用した尖ったヘッドは、アクションのキレが格段に上がり、手元に伝わる引き感の向上にも繋がりました]

ゲキアサシャッド開発時、既に構想としてあったゲキアサフラットは、ゲキアサシャッドのサイズアップモデルとして開発が進んでいましたが、フラッシングを最大限に発揮させる為、サイズアップすると同時にボディ側面をフラット化させたデザインへシフト。ゲキアサシャッドよりもボディサイドが切り立った独特なデザインにより、かつて無いほどのフラッシングと水押しを発生させます。


[ボディ側面のフラット化により、光の反射を効率よく発生します]

そして、メインウェイトである高比重磁着タングステン球による一点集中バランサーをフロントフックほぼ真上に設置したことで、フロントフック部分が支点になり、ボディフラット面の反射効率化との相乗効果で、まるでスピナーベイトのウィローリーフブレードのフラッシングのような明滅アクションを発生させます。


[ルアー総重量の25%を占める磁着タングステン球は特注サイズを使用、フロントフック付近が支点になることで、フックのバタつきを抑えます]

また、アクション時に、フラットな側面から交差する背部と腹部の左右各2か所、そしてヘッドの計5か所のエッジにカルマン渦が起き、ロッドティップにブルブルと伝わるトルク感のあるウォブンロールアクションを発生、適度な引き感はセンサーとなり水中の様子をアングラー側へと伝えます。


[尖った頭部により水流が左右に速やかに流れ、ボディ側面に水流が当たることによって、重心を支点に左右へ力強く倒れ込む力が発生]


[リップから受け流された水流をもう一度腹部のエッジが掴む事で過度なボディの倒れ込みを抑制する]


[背部からテールにかけてのエッジは、前方から流れてきた水流を掴む事でテールの左右への過度な振りを抑え、フラッシングの要でもあるロールを強調したアクションへと導きます]

ショア等から近距離を狙う場合にピッチングでキャストしていきますが、一般的な重心移動機構を搭載したルアーの場合、キャスト時にウェイトボールがボディ後方へ移動して、ルアーが着水し、スイムポジションへとウェイトボールが元の位置へと戻るまでにタイムラグが発生するのでアクションの初動が悪く、最悪バランスを崩して水面から飛び出てしまうことがありますが、ゲキアサフラットに搭載している重心移動機構は、ピッチング等の軽いキャストでは重心移動ボールがマグネットから離れない磁力に設定している為、着水から即スイム体制に入ることが出来る仕様になっています。

シャローに潜むデカバスをゲキアサフラットで狙ってはいかがでしょうか?

それでは皆さん良い釣りを