IMAKATSU イマカツ

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K.IMAE TOP SECRET!

イマカツルアーデザイナー
長井健太公式ブログ

God Hand KENTAS Design Lab

2023NEWルアー

こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

早いもので、新型コロナが全世界で猛威を振いだしてから三年の月日が過ぎ去りました。
この間、マスクやアルコール消毒の徹底など、不自由な生活を強いられ、一時はどうなる事やらと不安な日々を過ごした方もおられたと思います。ですが今年に入りコロナ感染がようやく落ち着きはじめたのか、5月8日に第2類から第5類へと引き下げが決定、そして新型コロナは季節性インフルエンザと同じ扱いになるそうです。
マスクの装着は自己判断に委ねられるそうですが、私はこの三年間全く風邪を引かずに過ごせたのは、やはりマスクとアルコール消毒のお陰だったのかもしれませんね!?

さて、コロナ禍に開発が進んでいた三原プロ監修による数種類のアイテムがようやく形になり、生産軌道に乗り始め、工場はルアーでごった返しています。

2023年、第一弾はジレンマポッパー70です。ジレンマポッパー60のサイズアップバージョンとして、ジレンマポッパー60では出せない飛距離やポップ音、マッチザベイトによるサイズ感等を深化させたモデルになっています。

全長70mm 重さ6.6g

全長はジレンマポッパー60の16%程の拡大ですが、重量は65%も重くなっているので、飛距離はもちろんドッグウォークやダイビング時の水押しのアピール力は増しています。

小さなカップからは、ベイトが水面で餌をついばむ音やピチャピチャとベイトが戯れる音を発します。

また、約30度の浮き姿勢のジレンポッパー60に対し、70は約75度の立ち気味な浮き姿勢にした事でポップ音や飛沫が際立ち、ダイビングもさせやすい為、ポップ音や飛沫によりフィッシュイーターに気付かせ、ダイビングからの浮上時にバイトチャンスを与えることができるので、水面に出切らない魚にも効果的です。


ダイビングペンシルは、浮上時の間を作ることができるのです。

そして、約75度という立ち気味の姿勢は、下から見上げたシルエットが虫のように小さく見えるので、静止時にフィッシュイーターから見切られにくい効果があります。

もちろん、ドッグウォークアクションもさせやすく、連続トゥイッチによる飛沫を上げながらの
ドッグウォークは、フィッシュイーターに追われるベイトのように見え、サイズアップによる飛距離を活かしたボイル撃ちも可能としています。


リアフックに装着しているティンセルは、ルアーの移動距離を抑えるだけでなく、人間からの視認性も良い為、サイト等でのバイトチャンスを逃しません。

ジレンマ60の改造から始まったレーシングモデルジレンマポッパー60、次の世代に引き継がれた70の活躍に期待です。

    


全長70㎜ 重さ3.9g

イマカツ最小ジョインテッドミノー、ベビーキラービルミノーのシャローモデルへの改造から生まれ、好結果をたたき出したベビキラWAKE。一番の特徴である極小基盤リップと、その直ぐ後ろに取り付けられた極小ウィローブレードとが相まって、水面から水面直下を多彩なアクションでフィッシュイーターを魅了するウェイクベイトが誕生しました。
ベビキラWAKEに取り付けられたリップは、面積の小さい極小リップですが、0.6㎜の厚さを採用している為、水の掴みが良い反面、リップに受けた水流を素早く逃すことが出来るので、キレのあるアクションを生み出します。

厚み0.6㎜の極小基盤リップ

アクションは、ウォブリング主体になっていることで水を大きく撹拌し、小さいボディにも関わらずトルク感のある引き感をアングラー側に伝えるため、非常に操作感の良いルアーに仕上がっています。

アクションはウォブリング8:2ローリング

そして、今回ベビキラWAKE のために特注で製作した極小ブレードは、水面で戯れる二匹の小魚を演出し、小型プラグにありがちなアピール力の小ささを補っています。また、このブレードはウェイトでもあり、アンカーの役目もしているので、早巻きしても水面破綻を起こしにくい効果もあります。

ブレード
厚み0.3㎜の特注ブレードは僅かな水流でもキラキラと靡きアピールします。

早春のベイトを意識した、このふたつのルアーのサイズ感、是非フィールドで使ってみて下さい。

それでは皆さん良い釣りを