株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『スイムベイト熱再発中』
ハドルトラウトが大ブームになったのは2007年。
今から約14年前の事。
当時のワシはホンマ、ハドルマニアでした。
3回もいったメキシコ・バカラックでも秘かに爆釣してました。
黒帯にはほとんど出してないけど、出してたらイマカツルアーが完全に霞んじゃうんで…。
あれから14年、今またレイジー6とレイジー9熱が再発してます。
使い方はぶん投げてゆっくり巻いてりゃ釣れた昔とは全然違う使い方だけどね。
ハドルストンブームから14年たった現在、最強技は間違いなくスイムベイトの「サスペンドホバストサイト」。
もしくは「フワッと置きジャーク」。
簡単に言えばギルロイドの釣りと同じ事をスイムベイトでやっちゃう感じ。
中層静止時でも沈下時でも、常に自発的にボワボワ動いてるのがハドル、ブーツ、デモンテールのキモオブザキモ。
アプローチのキモは壁利用とバスの視線を切る事。
そして軟質素材にしか不可能な「着水音集魚力」は、プラグでは絶対出せないスイムベイトだけの魔法の音。
低弾道で着水寸前に急ブレーキかけてスイムベイトを撓らせて、腹打ち着水を決めることが重要。
鱒のライズ音を真似る感じ。
ワシは昔から金属音も含め「水面で出す音」にめっちゃコダワリあります。
レイジー6と現在テスト中のレイジー9は14年間温め続けた止めて食わせれるハドルストンの今江的進化型。
基本的に「ハイフロート仕様」が絶対デフォルト。
ハイフロートだからこそ、水平姿勢で浮くからこそ、ソフトベイトなのにネイルで絶妙な浮力(SP)調整ができるわけです。
んで、ハドル6よりもスーパーデッド、ほぼ静止でも自発的に動き続けるやや長めで薄い足首もレイジーだけの特徴。
ま、ケンさんもこんな繊細な日本独特の使い方をするとは思わなかっただろうね。
全てがでっかいけど、やってる事は2インチノーシンカーのサイトとほぼ同じこと。
それほど現在のスイムベイトはデカ繊細です。
先月の七色ロケの時はどうしてもラージマウスのネスト絡みになるんで、敢えて全部は動画公開しませんが、フィネスなワームをガン無視するような、デカくて神経質なバスほどレイジーには何故か果敢に反応します。
因みにアフターになっても同じです。
あと、レイジー6にはスーパースタリオンGT2RSがめっちゃマッチする事を七色で発見しました。
積極的に動かして、リアクション取るスイムベイティングにはスーパースタリオンGT2RSのファストテーパーがベストですね。
レイジー6のウェイト的にもベストマッチです。
でも今回のレイジー9のテストロケは、もはや完全アフタークルーズ状態。
一番難しいアフター初期の急減水、おまけに晴天無風と言う状態でもレイジー9への反応だけは驚愕でした。
で、改めて確信したのは、やはりバスはフックを相当に見るという事実。
スポーンを終えて守るものがなくなったアフターになるとその傾向はメチャクチャ顕著。
そして間違いなく確信したのは、やはりボディー側面にフックがあると、バスにはその存在があまり見えていないという事実。
ボトムに置いた時だけでなく、ド中層にホバリングさせてても、背針や腹針の時と全然反応が違います。
今回のアフターの回遊型バスでその事実を改めて再確認する事ができました。
バッファローホーンフックは元々トーナメントのサイト戦試合専用、ぶっちゃけベット絡みのデカメス狙いの最終兵器です。
なんでヤバすぎる威力があるんで、敢えて動画は公開してません。
しかし、今回のレイジー9ロケで、色々現場で試行錯誤した結果、やはりアフターの中層クルージング見えバスにもサイドフックのステルス効果は別格だと確信。
現場即興作製だったんで、ワイヤー切れたり、フックがあってなくてバラしたり七転八倒でしたが、針がバスの死角に位置すると圧倒的に反応は変わりますね。
と言う事で、今日はネットでありとあらゆるフックやワイヤー、ダイニーマーノットⅡ等を探しまくって、次のテストに備えて1日改造に没頭してました。
ダブルフックで9インチにフィットするのって、フロッグ用しか無いんだよね…。
14年前にも四苦八苦したアシストフックシステムなど比較にならない、2022年のスイムベイト進化にご期待下さい。