株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『出っ歯ペンシルの秘密』
イマカツ的に真冬に出してしまった事で不遇の名作入りしてしまったアイアンマウス。
もう既に6~7年は経つかな。
でも今回の霞ヶ浦戦で物凄い鍵になったのが「飛沫」。
いろんな意味で魔法の飛沫がありました。
野良ネズミにも絶対当面言わない秘密があります。
アレが出せるか出せないかで、バイト数が桁違いに変わります。
かんなり難しいですけど。まずすぐには絶対真似できません(断言)。
とんでもないところまでバスを引っ張り出せる魔法の飛沫。
魔法の飛沫なんてまた大袈裟な…って思うかもしれませんが、それは知らぬが仏、無知の故の大損です。
自分がその圧倒的杉☆ル差を心底痛感させられたのがアマゾン釣行でのリッパーベイト。
キモが解らなかった自分が幾らリッピングやってもなんもバイトないのに、現地民ガイドがやるとラグーン全体にボイルがあちこちで始まってマジ入れ食い開始。
湿度90%気温40度、無風のラグーンで地獄の特訓3日間させられましたし。
飛沫とサウンドには魔法の法則が必ずあります。これは絶対断言できる。
たぶん小南はGTやってたらこの魔法が絶対理解できるはず。
この釣りはタックルセッティングでも差がはっきり出ます。
特にラインの重さ、伸び、太さ、それを吸収するロッドティップの違いで全然ベツモノになってしまうので。
因みに霞水系戦では、TOP50プロが流した直後の葦でも爆裂音と共にお構いなしに出てきました。
てか、ドが付くほどメジャーすぎるほどメジャーな一級葦ばっかなんで。
でないと激荒れの中、リミットは取れなんわあのデスみヶ浦で…。
ちなみにアイアンマウスの「ジャギマウス」は今江的には大傑作カップだと思ってます。
コイツの飛沫とサウンドは特級遺物です。
もはや日本では遺物ですけど…。
むしろ海外アングラーの方が解ってもらってるような感じです。
そして、ジャギのスプラッシュを更に良くしたのが最新型メタマの「バタフライマウス」。
クイックで反復の早いドックウォークのキレもアップしてます。
これだけの唾吐きまくって高速ドックウォークできるスプラッシュペンシルってそうは存在しないと思います。
因みに、この「出っ歯」ペンシルの偉大なる元ネタはこのお方です。
知ってる人はかなりのトップマニアかアメルアマニアでしょう。
もはやオールドルアーの一つですが、アメリカでは知る人ぞ知るシークレットペンシルでした。
もはやカタログにも載ってない幻のオールドアメリカントップ、
その元祖出っ歯なお方の名は「バンディッド・スピッツ」。
もはや長井に聞いても工場で行方不明だったんで、画像拝借しましたがコレです。
バンディッドルアーズのもはやオールドルアー「SPITZ」。
バンディッドルアーズと言えば、ウェイキングクランクの「フットルース」が超絶有名ですが、今はプラドコに吸収されちゃいましたがいいルアー作るメーカーです。
アメリカのバスプロのシークレットルアーとしても知られたルアーです。
しかしアメリカ人のオリジナリティーの発想は凄いと言うか、それだけバスルアーの歴史が長いんで、
もはや考え尽くされたすえに日本でブラッシュアップされるってのが多いですね。
でも恐らく何も知らなくても、結局はアメリカより短期間で日本のホンモノアングラーなら気付くであろう性能だとは思います。
バンディッドスピッツにインスパイアされたアイアンマウスでしたが、新型メタルマウス誕生によって、プラグとしては限界まで突き詰めきった気がします。
あと、余談ですが、ハヤブサの新製品で隼の尻尾みたいな模様のフェザーフック、これはカッコいい。
メタマのリアにセットすればエビ感満載になりますので超おススメです。
まあ、テナガエビって言うよりは、車海老ですけど…。