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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 29372021/01/30

『名作スーキラの自粛魔改造』

さて、イマカツのルアーの中でも、既に発売14年目になるロングセラー、

不朽の名作「スーパーキラービル」。

今年はちょっと驚く数量で受注生産がありました。

何故か解らんけど、なんだか人気復活の気配なのか?。

ま、今江的にもスーキラは今も1軍ストックルアーで、試合では常に同行させてます。

そんなスーキラを今江的に最初に魔改造したのがコレ。

知る人ぞ知る公式レアチューンで少量出荷された「クランキング・スーパーキラービル」。

この改造の意図が余り伝わらず、当時は発売したのに何気にスルーされました。

今江的には全国の湖ではクランキンスーパーKBの方が圧倒的に使ってました。

でも普通のスーキラが圧倒的人気で不遇の名作に。

何故、テールをなくして、3フックにしたのか、その理由が伝わらんかったのかね?

その理由は、後方にオーバーサイズのフックを付けると、スーパーKB唯一とも言える弱点、

「向かい風で思いっきり投げると、運が悪いと回りまくる」点を解消できたから。

ジョイントのソフトテールは結構気まぐれで、よく飛ぶときと、大回転する時とは運次第、そこが最大の泣き所でした。

アクションを取るか、キャスタビリティーを取るか、

結局、最終的にやはりスーパーKBの硬いのに軟体的な静止時の「自発アクション」が人気の根源でしたね。

で、アイアロー、アイローラーを開発途中で魔改造したSKBがコレ。

静止時に生き物みたいに揺らめくんじゃないかと…遠賀川戦の隠し球として。

結果…全然釣れまへんでしたわ…。

ウェイビーヘアって、生き物みたいに自発的に動くけど、水をほとんど動かさないんだわな。

表層とかで、最後の喰う喰わないを視覚でバスにジャッジさせる時にはとても効果的だけど、スーキラって濁ったレイクのほうが強いわけで、しかも潜るんであんまり意味無し番長でした。

そこでコイツを使ってるときに閃いた!!

ハドルスイマーエラストマー4インチ。

なんせスーキラのテールとベース樹脂は同じだし、何せ浮くからサスペンドにも影響なし。

ハドエラの実際にホバストアクションは今日のインスタ見てください。

痺れるんで。

 

そしてスーキラ発売14年目にして遂に納得の完成を見た魔改造がコレだ!!

これはマジで来ました。

まず、軟体スイムアクション、究極サイコー。

そして見た目も究極リアルに大変身。

今までハドルスイマー(普通樹脂)のテールを付けた事もあったけど、テール重いからケツ下がりに姿勢変わるわ、沈むわ、Wフック鋏んだら千切れるわ…で断念してました。

ハドエラは、まず千切れない、水に浮くので姿勢が変わらない、ワームより弾力がある、

瞬間接着剤で簡単に引っ付いて、ワームより遥かに強い接着力、と良いトコずくめ。

そして何よりの極めつけの効果は、気持ちよく飛んじゃう事。

最後方に樹脂の玉状の塊がある事で、飛行中、それに引っ張られてジョイントが曲がり難く、

姿勢が安定するわけです。

これはギルベビで学んで、ギルミニを作るキッカケになった「後方牽引球」効果。

最後尾に球状の大きな質量があると、慣性の法則でジョイントでも飛行姿勢が安定するわけです。

ま、リップ付きのジョイントでも気持ちよう飛ぶってことです。

それと計算したかのように、スーキラとハドエラのテールがピッタリ、マッチした事もラッキー。

ハドエラは2月末出荷、3月頭に店頭販売開始なんで、試しに一本ぶった切って、魔改造してみてください。

これは瞬間接着剤とアルテコプライマーあれば、簡単に誰でも出来ますので。

ま、その頃には、今江的スーキラ魔改造はもっともっと先に行ってると思いますけど。

魔改造は失敗してもワクワクして楽しいですよ。