株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『ルアーの豆知識その②』
さて、巷では長年不動の人気カラーといえば、「鮎」&「ワカサギ」。
ところが最近、プロ連中の間でシークレットカラーとなってるのが「シラウオカラー」。
シラウオって関西の人にはほとんど目にする事がない魚ですが、今や霞ヶ浦ではもっとも「目視できるベイト」の筆頭。
なぜか異常に近年増えてます。
最近、ヘルターにも先日のジンヘビにも初回投入一軍色に採用されてる「シラウオ」。
初回生産は5色のみなのに採用されるにはそれだけのシークレット性があるわけで。
はっきり言って、ワイヤーベイトでは一番釣れる色の一つに急激に格上げされた現代色です。
昔はシラウオなんて見たことなかったんだけどね…
最近、異様に多い、バスが最も簡単に喰えるメインベイトになってます。
上の2枚が近年やたら増えてるシラウオ。
近年、霞玄人ロコ達はシラウオカラーをとても多用します。
IXIで言えば「ドライアイス」もシラウオを意識したカラー。
霞水系では昔は「白い鳥を探せ!」が合言葉でしたが、これは鷺やカモメ?がシラウオが岸に集まってるところに集まるから。
でも既にこの合言葉は誰にも知られちゃったんで、「鳥より先にシラウオ探せ」が合言葉です。
ここで霞の話じゃんって思うかもしれませんが、コレにそっくりクリソツなのが琵琶湖の「ヒウオ」。
ヒウオはなかなか目視で見つけられないですが、春先には琵琶湖南湖のボトムに大量に湖北から入ってきます。
近年琵琶湖はギルからワカサギにバスのベイトが変わってきたといわれますが、昔からヒウオはバスの超絶大好物。
「琵琶湖の深呼吸」と飛ばれる「ビッグターン」が3年ぶりに発生した今年の春は、湖北から上がってくる春のヒウオパターン要注意です。
それほどプロ目線では「シラウオ」「ヒウオ」カラーは、目立つ「白」の弱い系、ナチュラルホワイトととしてシークレットなカラーです。
ドライアイスカラーなんて、潮来マリーナの生きた北浦辞書と呼ばれる?石塚さん(元JBTA実力派プロ)は30年前に既にワタシに力説してましたからね。
バイブレやミノーの塗装全部剥いでシークレットにしてました。
あんまり誰も聞いてなかったけど笑笑。
それがドライアイスカラーの原点。
今江的にはシルバーブレードにシラウオカラーのスカートは最強カラーの一つ。
ヘルバマやジンバマ(ジンヘビに+ブレードね)ではシルバーとシラウオラバーの一体感がめっちゃ群れっぽいんで好んで使います。
ヘルターもジンヘビも、「シラウオカラー」は初回生産出荷後はリピートが全12色入荷後の再生産分からになるんで、初回出荷のタイミングで見かけたら入手しておく事を勧めします。
スピナーベイトって30年ほど前、田辺さんが使って勝ちまくって空前の人気になった真っ白のバスバスティンがあまりも有名。
真っ白なスカートがどうにも苦手だったワシは対抗して薄金のゴールデンシャイナーカラーのスカートを愛用してたのは知る人ぞ知る実話です。
当時から半透明感のあるオール白ラバーって意外にラバースカートでなかった気がします。
なんで、シラウオのちょっと濁った半透明の白色に極小ゴマを入れ、シラウオに似せて作ったのがフラットラバーの「シラウオスカート」ってわけ。
今回のジンヘビ厳選5色にシラウオスカートをコンバートしたのも、それが理由です。
集合体でアラバるなら、弱いシルバーブレードに、白の弱カラー、「シラウオカラー」は何気にシークレットです。
普通の2枚ブレードのスピナーベイトって大概ゴールドブレードが基本だけど、アラバマって、あんまゴールドブレードつかわんでしょ。