株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『現実を釣るか、夢を釣るか、そこが問題だ。』
現実主義の第一人者がデスミガウラでスキドな50アップ。
いつもの場所で、いつものワームで。
よう釣りよるけど、霞ケ浦ダブルカブトムシな自分にはホンマ、癇に障るメールですわ。
しかもスキドは受注数が販売数を大幅に超えてしまって割り振りになってしまったんで、何とも微妙なタイミング。
まあでもね、、、、やっぱ確実に安心して釣れるルアーってのは、今の霞水系じゃ売れるルアーの絶対条件なんでしょうね。
でもね、最近、バス釣りがだんだん餌釣りとなんら変わらなくなってきてるようにワシには思えるんですわ。
使うルアーも、狙う場所も、釣り方も。
やっぱオイラは現実逃避の夢追い人なんかね。
釣り場もルアーも釣り方も、隅々まで知りつくされた今の世の中で、自分的にまだ夢見れるのが「経験した事のないルアー、知らないルアーで釣りたい」って事。
だから根本的に最近は心の奥底で、「バスを釣りたい」と同じくらい、下手すりゃそれ以上に「このルアーで釣りたい」って気持ちが抑えきれない。
それって、バスにとっても自分にとっても初見であって、初めての体験ってのが新鮮でたまらなく刺激的だから。
でも現実は、エサみたいなルアーはマジでよく釣れる。
取材の合間にテストで使うと速攻釣れてしまって、必死こいて釣ろうとしてるお題がイミフになってしまうわけで。
逆にあっさり釣れ過ぎて不機嫌になる。
てか、バスを釣る事だけに特化するなら、もう今の世の中、ルアーって開発する必要もないんじゃねーの???って思い知らされるほど。
でもそんな現実の中でも、「これで釣れたら最高」って思ってるルアーで誰かがデカいの釣ってくれたら、嫉妬心ゼロで自分が釣ったかのように嬉しく思う。
いや、下手すりゃ自分が釣るより、誰かが釣ってくれた方が倍嬉しいかもしれない。
釣れると解ってるルアーを作るより、「ホンマにこんなもんでバスが釣れるのか????」って好奇心からルアーを作るのが自分のバスフィッシングの原点。
未だ見知らぬルアーの可能性を夢見るオジサン少年。
単一魚種をひたすら追い求める釣りだけに、刺激を求め続けるには見果てぬ夢が絶対に必要。
小学生のころ、初めて釣具屋で見たフラホッパーやカズン、メドウマウス、果ては謎過ぎたスピナーベイトでバスが初めて釣れた時の感動を今も追い求めてる気がする。
なんでワシは一生、ルアー開発に関しては夢追い少年でいたいと思います。
試合は現実って毎度毎度、いやっちゅうほど思い知らされるけどね…現実に向き合うこと、それもまた必要。