『2年越し…やっと来たMCハンガージグ』

天才は忘れたころにやってくる。
天災もだけど…。

中国最大手OEM工場の中国ならではの複雑な事情で、ジグ・ワイヤー、タングステン系ルアーの生産に大打撃を受けた日本ルアーメーカー数知れず…。
ウチもおかげさまで超絶納期遅れでホンマ、忘れた頃にやっとコヤツの入荷の目途立ちました。

個人的にはもう２年以上、メイン中のメイン吊るしジグ、ヘビーカバーフィネスジグとしてなくてはならない絶対戦力でしたが、ユーザーの皆様には散々宣伝＆解説しておいて、ずーーーーっとお待たせしてしまいました。
スンマセン…

 

とにかくコイツ、MCハンガーの最大の目的は、スモラバシルエット最強無双のフック強度。
「スモラバ」なのに「フルサイズジグ」並みの強さと鋭さが最大のウリ。

オカッパリで60アップをカバー越しに掛けてもまず伸ばされてバレる事はありませんね。
８㎏リフトが余裕でできるBKK特注フックなんで。

変形MC（ミッキー）ヘッド形状や吊るし姿勢の説明は散々ルアーニューやらで解説したので今回は割愛。

 

ほぼアベラバヘビーデューティーと同様のサイズ感なんですが、フックの軸の強靭さと太さは一目瞭然。

太いけど、BKKの「スーパースライダーコート」された特注のワイド＆太軸フックなんで刺さりは抜群。
伸びないPEラインだと普通のスモラバフックはデカバス吊るしたら瞬殺で伸びちゃうもんね。
少々の強度アップじゃ話にならないわけです。

でもこのフックはフロロのベイトフィネスで使っても全然普通に掛かります。

 

MCハンガーのBKKフックはワイドゲイブ仕様なんで、デカバスの分厚い上顎でもしっかり懐まで刺さるのも重要なポイント。
最も硬いデカバスの上顎バッチリ正中線を射抜けるスモラバフックって他にはないと思います。

BKKは中国の新進気鋭のフックメーカーだけど、今や世界的一流ブランドになってます。
日本の名だたる有名人気メーカーのプラグのフックも、この数年で軒並みBKK製に変わっちゃってるのがそれを証明してます。
BKKが日本のバス専用オフセットフックとかジグヘッドを本気で作り出したらマジ脅威だろうね。

日本のマーケット規模が小さくなりすぎてなかなか困難だけど、実現してみたい仕事です。

 

一つ奇妙なカラーがラインナップされてますが、このカラーが実は関東オバハン奥シークレットだそうです。
吊るしているジグが、オバハン最奥でも良く見えるので操作しやすい視認操作優先カラーってわけですな。

関西人にはウケなさそうですが、実績多数だそうです。

 

 

で、一昨日も河野がでっかいの釣りましたけど、この程度のサイズなら余裕すぎてスピニングとは思えない強引ファイトでした。
スパイダースピンに1.5号ブレイド12、リーダーフロロ13lbを50㎝なんで。

実はMCやスパイダースピンのテストやなく、シークレットなトレーラーワームのテスト用にとりあえずリグってたんですが、湖上だったんでモザイク忘れてバレちゃいましたわ…。

ま、まだまだ試作の試作なんでこれから変わって行くと思うので気にしないでください。