株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ
『スパイディーとライナーの使い分け』
って、質問が最近結構来てます。
チンペーのブログ見たからではありません。
スパイディー(スパイダースピン)は今江的には近接グチャグチャ戦で最も多用するカバースピンです。
ベイトフィネスじゃ取り込めない、ヘビータックル&ヘビージグでは喰わない、ベイトフィネス並みの精度と軽快さで、ヘビータックルでしか無理そげなジャングルカバーからデカバス一本釣り。
それがスパイディーの真骨頂です。
写真みたいな超絶ややこしいカバーのあらゆる奥の奥、隙間と言隙間に軽いジグやワームを、上から横から下から無音着水で滑り込ませて行く感じ。
7フィートに匹敵するロングブランクス&ショートグリップの近接ピッチング性能&打点の高さからくるカバー越え抜き上げ性能は究極モノです。
なのに驚くほど軽くて張りのあるチューブラーティップなんで、ジレンマスーパースティープのゴリ巻きトウィッチなんかも結構得意です。
ただ霞ヶ浦みたいに全域護岸だけ!てならあんま役に立ちません。意味無し番長洋梨100%。
逆に小さな流入の、ブッシュボーボー護岸のブッシュ「足元吊るし」にはベストマッチです。
一方でライナースピンってのは、今江的にはベイトのMクラス以上で使いそうな重量のあるワームやプラグをスピニングでブン投げて、ダダ繊細に操作する竿。
遠投しても4/0とかのワームフックをぐっさり貫通させれるような、ちょっと並のアングラーはドン引きするようなムキムキパワースピンって感じです。
スパイディーの611に対しこちらは67なんだけど、逆にアップロックのロンググリップなんで、重量的には本来ドン引き級の重い竿なんだけど、バランスマジックでそれを感じさせない64並のハキハキした操作性があります。
印象的にはカレイドセルペンティ過去最強のスピニング、「ブッシュサーペント66」に近いパワーだけど、ソリッドティップでないのでもっと操作感にメリハリが効いて、重いルアーでもティップが垂れないわけ。
共に超強いのに、軽い方のルアーに振ったブッシュサーペント、重い方のルアーに振ったのがライナーだね。
極論するなら、今江的にスパイディーはPE1.5号が規定路線、ライナーはフロロ5~6lbが定番なハードスピニングって感じかな。
と言う事で、わが母校、同志社大学設立者のニイジマジョーさん、ご理解いただけたかな?
今更ながら、昔イールクローラーを発売してた時にオマケで着けていた「S字型癖付け用ブリスターケース」の威力をご理解いただけて幸いです。
毎度ながら5年は先を行ってしまう性格なもんでダモンデ。