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K.IMAE TOP SECRET!

株式会社イマカツCEO
今江克隆公式ブログ

K.imae Today's Tips 33522023/09/13

『TOP50第4戦檜原湖詳細報告』

ブログ再開お待たせしました。昨日はルアニュー書くだけで精いっぱいの酷い疲れと脚の痙攣でゾンビってました。
ライブスコープを真剣にやるとチェアー無しで両足で操作ペダルを四六時中操作し続けるんで、試合後に膝、太腿の内側が攣りまくってマジ地獄です。
でも小野湖戦以来、地道にLSの練習をしてきた甲斐あって、最先端テクニックの一端ではあるけどやっと自分のモノにする事が出来たと思います。
そして同時にLSが決して激セコなウルトラフィネスの釣りではなく、まだ自分が自分らしいスタイルで戦える新たなステージをそこに見い出せた事がとても大きかった檜原湖戦でした。

なんせウルトラライトリグ全盛の檜原湖で、ジャバロンSR110&ライナースピン、5lbフロロ、アマゾンフィリップ・バリスタ13lb&アラバマ・ウェイクで決勝の一角に食い込めたんで。
キッカーだけではなく、ライトリグ軍団真っ青な怒涛の釣り続けだったので。
バスってホンマ、スレ切ったようでまだまだ解らん部分がありますわ。
その辺の深~いお話を書いてますんで、是非読んでみてください。

 

今江克隆のルアーニュースクラブR「一端に触れた!? ライブスコープ釣法の核心〜TOP50第4戦桧原湖レポート〜」の巻 第1162回

 

 

 

今試合でライブスコープの扉を開く鍵となったのがジャバロンSR110の約5gのジグヘッドリグによるクイックリアクション。
練習最終日に釣ったキロアップスモールが、ファイト中、10㎝位のワカサギを3匹も吐いたのを見て、ドンピシャのサイズ感とシルエットだったので。
リグ総重量が14g近くあるので、三原から急遽ライナースピンを借りたけど、この釣りにはマジで究極の相性でした。
もう売り切れだけど、青木に2本自分用に作らせることにしましたわ。

昔のブッシュサーペントのソリッドティップを、チューブラーで更に強くした感じ。
テムジン・イレイザーの更に強い版みたいな感じも。
なかなか他にないニッチ過ぎるハードスピンだけど、これしか出来ない事があるってロッドでした。

 

 

ただ、やはり自分らしいスタイルに辿り着けた最大の要因はコイツです。
フィッシュフライエラストマー2inch&2.5inch。

コイツがいたからこそ、毎日、9時までに大小は問わず速攻で5リミットを作れたことで気持ちがどんだけ落ち着いた事か。
「フカセキャロ」って呼んでますが、ハマった時の入食いっぷりは周りの皆さん引いてたとおもいます。
今江的に使用イメージはキャロではなく、サスペンドシャッドです。

コロナのおかげでホンマは今春にはとっくに出てるはずだったルアーですが、ようやく年末までには入荷しそう…?。
てか、このまま入荷しないでもいいかも。

 

 

このアラバマウェイクも決勝の殊勲賞。
プラからめちゃくちゃ反応が良かったんだけど、撓るスパイラルのアマゾンフリップがアラバマに最高だったんだけど、流石にデフォルトのフックじゃAmazonバリスタのフッキングに耐えれるはずはなし…

そこで三原と相談して、わざわざ郡山まで買い出しに行ってもらって解決したのがこのフックセッティング。
リューギピアスとレブルの太軸10番にリアがカルティバのWフック、大き目のたぶん8番。
これマジで究極です。
バリスタでも全く伸びないし、フッキング抜群、決勝でのバラシも皆無。
G-niusのsiliconチューブをスナップに被せると絡みも完全皆無。
70オーバーのナマズブッコ抜いても全く大丈夫でした。

一緒に改良してた薮田に至っては、アラバマにはジレンマ最強説を熱心に唱えてたのに、決勝ラスト30分、これ使ったら速攻4本釣ってリミットメイクしたほど神セッティングって言ってました。
最後はフックではなく、下半身が無くなってましたけど…。

とにかくスモールのアラバマの具としてはマジで最強無双と思います。

 

あと、プラから今年はフラット系が飽きられたのか反応悪いな…と思ったが、予選初日ラスト、3500g強を3690gまでジャンプアップさせる一本を仕留めてくれたのがこのリグ。
懐かしのダッドフラットカットの「フリーフットボールリグ」。
このリグ、めっちゃ気に入りました。

スモールが光るシンカーばかり喰いに来るんで、ダイレクトショットを黒く塗って使いましたけど。

 

 

なにはともあれ、今回の試合も優勝のみ狙ってシャローで爆死しようと思ってたんですが、レンジャーのエンジンがトラブったおかげで逆に2日間、ガーミンもGPSもない小さなボートを借りることになって、強制的にシャローを徹底的にやった結果、そこに勝ち筋が自分にはない事が解ったのが良かったと思う。
集中してシャローをやったからこそ、今試合、究極とも言える檜原湖のライブスコープ戦争に挑戦する腹が括れたのだと思う。

正直、今年、もう自分は年齢的にも限界かもしれない、もう今の若手たちには敵わないのではないかと、諦め始めている自分がいた。
成績不振を歳のせいにすることが一番、楽な逃げ道だったからだ。

だが今試合、それでも諦め切れずライブスコープ合戦に正面から全力で挑んだ事で、そして末席ながら一矢報いる事が出来た事で、「まだ自分はやれる」「まだ自分に伸びしろがある」という自信を取り戻す事が出来たように思う。

知らない世界の扉が少し開いた今、魚群探知機を初めて使い始めた頃のワクワクしている自分がいる。
だからバストーナメントは面白いのだ。